2003


☆リーグ戦 ディヴィジョン1 ファースト・ステージ 6位(7勝3分5敗。勝ち点24)
×鹿16△名14×磐16○京12×セ14○Ve11○清10×神11△ガ10○横9○ト8×FC8△柏8○仙8○市6
☆リーグ戦 ディヴィジョン1 セカンド・ステージ 6位(6勝5分4敗 勝ち点23)
○磐1△京3○神2×ガ4×横10○ト6△市7○仙3○セ2△F3△柏3○ヴ1×清2×名5△鹿6
☆ナビスコカップ(J1カップ戦) 予選リーグ 2位(通過)
×磐×Ve○神△磐△Ve3○神2
☆ナビスコカップ(J1カップ戦) 決勝トーナメント 優勝(初タイトル)
準々:FC →準決:清× →決勝:鹿○
☆天皇杯
3回戦:湘×
☆その他
さいたまシティ・カップ(フェイエノールト) 福田正博引退試合(レッズ歴代選抜)
雑記

 2003年は浦和レッズが真っ当なプロクラブとなった年として記憶される。
 この年、Jリーグでも、新チェアマンの下、選手の疲労を増し、リーグの質的向上とテレビ放送、さらには所帯持ちの観客増を阻害していた延長Vゴール方式を廃止。残る課題は、2ステージ廃止(アジア版チャンピオンズリーグの創設までは困難)と「夏→秋」シーズンへの移行(W杯の機会を捉えて)だけとなった。
 クラブとしては、育成部門の強化、大原クラブハウス建設着手など懸案に取り組む姿勢を見せている。
 チームとしては、オフト2年目。昨年の弱点が、トップ下、左サイド、ボランチ、DF、GKとされていたことから、トップ下に元セレソンのエジムンド(オフトとの相談無しに決定)とU22代表の山瀬(札幌)、GKに元日本代表の都築(ガンバ)を獲得。ほかにも、ボランチ、左サイド、DFとして青木、鈴木慎吾などの獲得も狙ったようだが失敗。また、エジムンド退団後は、ギドからはフィンク(ボランチ)の推薦もあったが、年齢(35)の問題から断念し、セカンドステージからニキ(DF。ペトロヴィッチの推薦あり)を獲得。これまでのような、良さげなものに飛び付いて獲るという姿勢を改め、必要な者を獲るというプロの方針になったことで、前年はメンバーが35人もいたのに対し、28人に絞り込まれた。新加入は、上の3人だけで、新人は、左サイドもできる小林宏之(筑波大)のほか、レッズユースから加藤順大、中川直樹。去ったものの中には、横浜マリノスの河合など他チームでレギュラーを獲得する選手も出たが、オフトはフェイントで抜かれ易い腰高な守備を嫌ったためと思われる。
 オフト監督は、エジムンドを前提として、年間5位以内との目標を掲げるが、レベルアップを図る基礎練習が多く、紅白戦を行わないオフトの練習方法に不満なエジムンドは「現役最後は優勝できるチームでプレイしたい」としてリーグ開幕前にチームを去る。
 この練習で、チームのレベルアップが図られ、DFでは受け渡しマンマークがスムーズになり、攻撃ではパスコースに顔を出す動きが頻繁になり、チーム力は確実に上昇。囲まれても強いショートパスをダイレクトでつないで局面を打開できるようになった。スローインからのボールも相当活かせるようになった(昔は相手ボールになることが多かった)。さらに、エメルソンの精神的安定と周囲との連携、代表に定着した坪井と山田の成長、札幌時代から治療を続けていた山瀬の復活、そして、セカンドからのニキフォルフ加入で、優勝争いに参加できる条件が整ってきた。
 基本は3−4−1−2。守備は、受け渡しのマンマーク。攻撃は、ボールを追い越す動きではなく、ボールの動きで切り崩そうとするポゼッションサッカー。さらに、無駄走りを認めない体力温存型サッカー。このために興行的に面白くないサッカーとなったと判断した犬飼社長は、当初の「3年で優勝争いをするチーム」から「2年」に短縮してプレッシャーを掛け、更にシーズン途中で次期監督探しを開始。これに反発したオフトはナビスコカップ優勝会見で辞意を表明。クラブ側がショックを受けたのは福田引退試合が埼スタを満員にできなかったことと思われる。
 ニキ加入前の基本メンバーは、GKに都築、リベロにゼリッチ、ストッパーに坪井、室井、ボランチに右は鈴木啓太、左は内舘、右SHは山田暢久、左SHに平川、トップ下に山瀬、FWにエメと永井、サブにGK山岸(5/17まではスタメン)、FW田中達也、三上(左サイド)、長谷部(ボランチ、トップ下)、堀之内(リベロ、ボランチ。4/19までは小林宏之)。


03/08 × N予 1 ジ磐田 鴨池陸 0:2 4/4位

新人の小林宏之がスイーパー、長谷部がトップ下でFWにエジムンド、左SHに三上
Sub:都築、土橋、西村、千島、達也 [エメは3/5来日で調整中。山瀬、ゼリッチ、平川は故障]
PKで失点→長谷部2枚目黄紙で退場→千島投入(三上)→中央でつながれて失点


03/15 × N予 2 東京ヴ 駒場ス 0:1 4/4位

Sub:都築、土橋、西村、千島、達也 [山瀬、ゼリッチ、平川が故障。長谷部が出場停止]
PKで失点→達也投入(室井)


03/22 × 1st 1 鹿島ア カシマ 1:3 16位

長谷部がトップ下先発
Sub:都築、三上、土橋、千島、達也 [山瀬、ゼリッチが故障、エジムンドは調整中(4/1退団)]
クリアボールを拾われて失点→ミドルシュートを決められる→エメOUT(達也)→山田がミドルシュート→クロスから失点


04/06 △ 1st 2 名古屋 駒場ス 0:0 14位

新加入の山瀬が初登場。11試合負け無しの後、11試合負け続けていた「負けないよ」の呪縛を脱し、勝ち点を得る。
Sub:都築、三上、山瀬、千島、達也 [ゼリッチが故障]
エメOUT(達也)→長谷部OUT(山瀬)


04/09 ○ N予 3 ヴ神戸 ユニバ 2:1 3/4位

Sub:都築、三上、土橋、西村、山瀬 [エメ調整中、ゼリッチが故障]
30mのFKを決められる→長谷部・田中・永井で同点→達也がGKとの1:1を決める。


04/12 × 1st 3 J磐田 磐田ス 0:1 16位

雨の磐田スタジアムだったが、藤田のゴール前の飛び込みにやられ、勝てず。
Sub:都築、三上、土橋、堀之内、山瀬 [エメ調整中、ゼリッチが故障]
エンドから折り返されて失点→長谷部OUT(山瀬)→平川OUT(三上)


04/19 ○ 1st 4 京都パ 駒場ス 2:0 12位

エメ復帰、ゼリッチ今シーズン初登場
Sub:都築、小林、三上、山瀬、達也
開始早々エメがドリブル突破→長谷部が左から中央へ折り返して啓太が走り込んで→長谷部OUT(山瀬)


04/23 △ N予 5 J磐田 駒場ス 0:0 3/4位

DFの控えが小林宏之から2年目の堀之内へ
Sub:都築、三上、山瀬、堀之内、達也
山瀬投入(長谷部)→エメOUT(達也)


04/26 × 1st 5 セ大阪 長居陸 4:6 14位

開始11分で3:0としたのに、逆転負け
Sub:都築、三上、山瀬、千島、達也
平川のFKで室井がHS→ドリブル突進した暢久→山田から受けた永井が突破して→CKからのHSで失点→FKから走りこまれて失点→スルーパスからの失点→エリア内で折り返されて失点→スルーパスから失点→達也投入(エメ)→山瀬投入(長谷部)→達也のクロスから山瀬→クロスを落とされて失点


04/29 ○ 1st 6 東京ヴ 国立競 0:2 11位

山瀬が初先発
Sub:都築、三上、土橋、堀之内、千島 [啓太、達也は五輪予選]
山田のクロスを永井が落として山瀬→平川のクロスをエメがHS


05/05 ○ 1st 7 清水エ 埼玉ス 1:0 10位

坪井がプロ初(生涯2枚目−1枚目は当人に責め無しとか)のイエロー(柏原主審)
Sub:都築、西村、三上、堀之内、達也 [山田は累積]
達也投入(永井)→タイムアップ直前に山瀬から受けたエメ


05/11 × 1st 8 ヴ神戸 神戸ウ 2:3 11位

Sub:都築、三上、千島、長谷部、達也
クロスからのHSで失点→クロスにニアで合わされ失点→達也投入(山瀬)→長谷部投入(ゼリッチ)→田中→折り返されて失点→田中のクロスを永井


05/17 △ 1st 9 ガ大阪 駒場ス 4:4 10位

いったん逆転した試合を逆転されたのに追い付いた。精神力の成長を見せた試合。堀之内登場。
Sub:都築、三上、堀之内、長谷部、達也
CKからのHSで失点→相手DFがパスを出して走り込み、ループの返しをペナルティエリアアーク付近で受けるのを許して失点→山田のクロスをエメがボレー→達也投入(永井)→山田が倒されて得たPKをエメ→鈴木のパスを受けたエメがシュートしてGKが弾いたボールを山瀬がトラップし損ねてこぼれたボールを達也が右足インサイドで丁寧に流し込む→CKからのこぼれを決められる→ゼリッチが自ら申し出てOUT(堀之内)→FKからHSで失点→平川のFKを一番手前の坪井が頭でさわったところゴールイン


05/25 ○ 1st10 横浜M 横国際 1:0 9位

新加入の都築が初登場。
Sub:山岸、三上、堀之内、長谷部、千島 [達也は風邪]
ゼリッチOUT(堀之内)→啓太からパスを受けたエメが右サイドを突進してエンドライン近くで切り返し、センタライン近くから長躯走り込んできていた山瀬に出してゴール→相手が10人に→永井OUT(長谷部)


06/04 △ 「さいたまシティ・カップ」 フェイエノールト 埼玉ス 2:2

堀之内がスタメン。山瀬が古傷を痛める。内舘が膝を痛める。
Sub:山岸、三上、西村、土橋、長谷部、千島、達也 [ゼリッチは故障]
失点→山瀬OUT(長谷部)→前半で日本代表組(坪井、山田、永井)OUT(三上、土橋、達也)→失点達也のHS→エメのドリブル突破


06/15 ○ 福田正博引退試合 レッズ歴代選抜 埼玉ス 4:1

南、三上、土橋(トップ下)、千島がスタメンに。右サイドの平川が素晴らしいパフォーマンスを見せるが負傷。
Sub:山岸、加藤、西村、小林宏之、小林陽介、福田 [坪井、山田、永井がA代表。長谷部、徳重がU20代表。山瀬、内舘が故障、エメが帰国中]
田中千島田中失点(岡野)→福田


07/02 △ N予 5 東京ヴ 味の素 1:1 3/4位

堀之内が初スタメン。長谷部が公式戦初ゴール
Sub:山岸、三上、土橋、千島、達也 [山瀬(6/21右膝内側半月板部分切除手術)、内舘が故障]
永井のクロスを長谷部がボレー→暢久OUT(三上)→ロスタイムにミドルで失点


07/05 ○ 1st11 大分ト 駒場ス 2:1 8位

逆転勝利。永井がJ出場100試合でゴール
Sub:山岸、三上、堀之内、千島、達也 [山瀬が故障]
ヘディングで折り返されて失点→達也投入(内舘)→エメ→達也のクロスにスライディングした永井


07/12 × 1st12 F東京 埼玉ス 0:1 8位

達也先発
Sub:山岸、三上、堀之内、土橋、千島 [山瀬が故障、エメが累積]
千島投入(永井)→ヘディングで折り返されて失点


07/16 ○ N予 6 ヴ神戸 駒場ス 1:0 2/4位

途中から4バック・3トップ。得失点差で、磐田に3:2で勝ったヴェルディを2上回って予選リーグ突破。
Sub:山岸、三上、堀之内、千島、達也 [山瀬が故障]
達也投入(ゼリッチ)→啓太


07/20 △ 1st13 柏レイ 柏の葉 1:1 8位

サイドは右が平川、左に三上
Sub:山岸、堀之内、土橋、千島、達也 [山瀬が故障、暢久が累積]
失点→達也投入(三上)→ゼリッチOUT(堀之内)→エメのロングシュート


07/26 ○ 1st14 ベ仙台 埼玉ス 3:2 8位

右サイドに啓太、ボランチに堀之内で3トップ
Sub:山岸、三上、西村、土橋、千島 [山瀬が故障、暢久、長谷部が累積]
坪井のクリアしたボールをダイレクトでループされ失点→エメFKから永井達也失点→エメから受けたゴール前のゼリッチが切り返して初得点


08/02 ○ 1st15 J市原 国立競 2:1 6位

優勝争いをしていた相手に引導を渡す。
Sub:山岸、三上、堀之内、達也、千島 [山瀬が故障]
長谷部からエメで1点→達也投入(永井)→エメのエリア内カットインで2点目→クロスからの失点


08/13 △ N準々 F東京 駒場ス 2:2

ニキのデビュー(室井の先発落ち)。山瀬の復帰。ゼリッチの負傷。
Sub:山岸、室井、堀之内、土橋、千島 [永井が故障]
ゼリッチOUT(室井)→クロスからの失点→ニキから受けたエメのドリブル突破で1点目→千島投入(山瀬)→クロスからの失点→山田FK室井HS千島押込み(J初得点)でロスタイムに追い付く。


08/16 ○ 2nd 1 J磐田 埼玉ス 3:1 首位

藤田(ユトレヒト)不在なら楽勝。
Sub:山岸、三上、堀之内、長谷部、千島 [永井、ゼリッチが故障]
エリア内に走りこんで山田から受けた達也が折り返してエメが1点→啓太OUT(長谷部)→右サイドの達也からゴール前のエメへ低いクロスで2点目→山瀬OUT(堀之内)→PKで失点→ドリブルするエメとクロスした達也がエメから受けてGKと1:1で3点目。


08/23 △ 2nd 2 京都パ 西京極 0:0 3位

猛暑。前半30分で10人になった相手に勝ち切れず。
Sub:山岸、三上、堀之内、長谷部、千島 [永井、ゼリッチが故障]
山田OUT(長谷部)→千島投入(室井)。


08/27 ○ N準々 F東京 味の素 2:0 準決勝へ

FC東京に初勝利。味の素スタジアム(東京スタジアム)で初勝利。ベージュ・ユニで初勝利。H&A計4:2で勝利して準決勝へ。
Sub:山岸、三上、堀之内、長谷部、千島 [永井、ゼリッチが故障]
山瀬OUT(長谷部)→内舘から右前を走るエメへ絶妙のパスで3人に囲まれつつ決めた1点目→中央付近でロングパスを受けたエメがDFと体を入れ替えて突進して2点目。


08/30 ○ 2nd 3 ヴ神戸 駒場ス 2:0 2位

室井負傷。J1通算150勝。
Sub:山岸、三上、堀之内、長谷部、千島 [永井、ゼリッチが故障]
達也からの左サイドから低いクロスを山瀬がHSで1点目→室井OUT(長谷部で内舘DFへ)→相手エリア付近でボールを奪った山田から受けたエメが2点目→山瀬OUT(堀之内)。


09/06 × 2nd 4 ガ大阪 万博競 1:2 4位

Gホームで7年ぶりの敗戦
Sub:山岸、三上、堀之内、土橋、千島 [永井、ゼリッチ、室井が故障]
ロングパスを左サイドに通され、都築も交わされて失点→センターエリア付近でボールを奪われてペナルティーアークまで運ばれ、付いていた坪井の足の下を通ったボールが左隅にインして失点→千島IN(山瀬)→ペナルティ・エリア45度で切り返して長谷部がシュートしたボールはDFをかすって回転が掛かってゴールイン→ニキによるパワープレイも実らず


09/13 × 2nd 5 横浜M 埼玉ス 0:3 10位

暑い日。運動量で負ける。永井が久しぶりの出場。ニキが初めてFKを蹴る。
Sub:山岸、三上、堀之内、千島、永井 [室井、ゼリッチが故障]
クロスから失点失点→永井投入(山瀬)→GKと1:1で失点


09/20 ○ 2nd 6 大分ト 大分ス 3:1 6位

屋根が掛かったビッグアイでワンツーで3得点。内舘が退いた後半から、坪井が初の(大学以来の)キャプテンマーク。
Sub:山岸、三上、堀之内、長谷部、永井 [室井が故障]
達也がエメとのワンツーで右45度からミドルシュートを左上隅に→エメがセンターサークル付近から山瀬との長いワンツーで走り込みループ→速攻で中盤の選手に長い距離を走られて失点→目を傷めた内舘OUT(長谷部)→達也がエメとのワンツーで抜け出しGKの脇を通す


09/23 △ 2nd 7 J市原 駒場ス 2:2 7位

運動量では市原に負けていたものの2度追い付いた。遅攻でリベロのゼリッチが得点。
Sub:山岸、三上、堀之内、長谷部、永井 [室井が故障]
ショートコーナーからゴール前にこぼれたボールを蹴り込まれて失点(6)→啓太のシュートがディフェンダーの足に当たってゴール前に詰めた達也へのふんわりしたパスになる(49)→横パスを奪われて速攻されGKも交わされて失点(55)→永井投入(山瀬)→最後尾で複数の相手に迫られたつつ坪井が、右サイドを永井に任せて中央に来ていた暢久に出し、暢久が右へドリブルして空いた中央のスペースに出てきたゼリッチへパス、そのままゼリッチが持ち上がりペナルティーアーク付近でDFを交わしてシュートし、投げ出した体に当たった跳ね返りを再度シュート(63)→その前から準備していた長谷部投入(内舘)


09/27 ○ 2nd 8 ベ仙台 宮城ス 6:1 3位

18戦連続勝利無しのJリーグ記録を更新中の相手に連敗ストッパーの真価を見せることが懸念されたが、完勝によりあの時代は過去のものであることを示した。
Sub:山岸、三上、堀之内、長谷部、千島 [エメが累積。室井が故障]
山田がパスカットして持ち上がり3:3状態で左を走る田中へパスし、田中がドリブルしてGKの足元を抜くシュート→自陣深いところで突付いてこぼれたボールを山瀬が前へ走り出した永井へロングパス→左サイドの自陣深いところで繋がれ、ゴールラインからのクロスをHSされて失点田中が右サイドからドリブルで一人を抜き、鋭く振りぬいて天井ネットに突き刺す→逆襲で永井がドリブルで突進、赤紙ファウルでPK→ゴール前で行ったり来たりしたボールを山瀬が逆サイドに山なりパス、走り込んだ山田がしっかりと→三上、長谷部を投入(平川、内舘OUT)→右サイドを達也が突破してクロス、逆サイドの山瀬が左足ダイレクトボレー


10/01 × N準決 清水エ 日本平 0:1 

ポゼッションサッカーなら清水に一日の長か。相手が残り10分で10人になったが、追い付けず、ホームに期待。
Sub:山岸、三上、堀之内、長谷部、千島 [永井が発熱。室井が故障]
右45度のミドルシュートに反応できずに失点(23)


10/04 ○ 2nd 9 セ大阪 駒場ス 3:0 2位

ニキがプロフェッショナルファウルで退場したが、その後3得点で快勝
Sub:山岸、三上、堀之内、長谷部、千島 [永井が発熱。室井が故障]
カウンター攻撃に対処してニキがペナルティアークでボールホルダーを倒して一発レッドで退場(55)→長谷部投入(山瀬)(58)→左サイドでディフェンダー二人を交わして達也が逆サイドへ山形のクロスを上げてエメのヘッド(66)→クリアボールをペナルティーエリア外ほぼ正面から長谷部のミドル(68)→都築のロングフィードをディフェンスとの競り合って達也がドリブル突進(80)


10/08 ○ N準決 清水エ 駒場ス 6:1 

エメがハット。達也2得点1アシスト。山瀬FKを直接
Sub:山岸、三上、堀之内、永井、千島[ニキが累積。室井が故障]
左サイドからエメが山形のクロス、逆サイドの暢久がジャンプしてのヘディングで中央に落とす、走り戻った達也が振り向きざま右足シュート(26)→左側から平川がドリブルでペナルティエリア内に侵入してシュート、体を投げ出したディフェンダーに当たって跳ね返ったボールを山瀬がシュート、キーパーが弾いたところに詰めていた達也(44)→相手が2枚目黄紙で10人に(52)→右側から中央にドリブルしてきたエメが右足アウトでシュート回転のシュート、左のサイドネットに(54)→速攻で左サイドを突破した達也から中央に上がってきたエメへ(57)→右側から中央にドリブルしてきたエメが左足でグラウンダーのシュート(62)→永井投入(達也)→左45度のフリーキックを山瀬がゴール左側ぎりぎりに決める(70)→ペナルティエリア内で相手を倒したとして都築が退場、山岸投入(長谷部)、そのPKで失点(77)→堀之内投入(山瀬)


10/18 △ 2nd10 F東京 味スタ 1:1 3位

押し込んだ試合(シュート数は13対9)だったが、後一つが足りず、勝利をつかみ損ねた。徳重がサブに入る。
Sub:徳重、三上、堀之内、永井、千島 [都築、ニキが退場直後。室井が故障]
エメがペナルティエリア内右側に侵入し縦へエンドライン近くまで突進し、角度のないところからシュート(39)→後半開始早々に相手コーナーキックをゴール前でクリアしようとしてゴールに叩き込んでしまいオウンゴール(47)


10/26 △ 2nd11 柏レイ 埼玉ス 0:0 3位 

首位に立つチャンスを逃す。
Sub:山岸、三上、堀之内、長谷部、千島[達也が出場停止、室井が故障]
千島投入(永井)(71)→山瀬OUT(長谷部)(86)


11/03 ○ N決勝 鹿島ア 国立競 4:0 優勝 

昨年と同じ鹿島相手の決勝だが、相手は主力が怪我と出場停止でJ1下位程度の力になっており、順当な勝利で初優勝。
Sub:山岸、三上、堀之内、長谷部、永井[室井が故障]
達也がペナルティエリア右外からクロス、ニアの山瀬がヘッドでふわりと(13)→エメと坪井がフリーの相手選手へのロビングを阻止しようとして空中衝突し、エメはピッチ外で、坪井はスタンド下で治療、エメはしばらくして戻るが坪井は前半いっぱい治療→平川のスルーパスに抜け出したエメがGK、DFと続けて交わしてゴールへ流し込む(48)→イエロー2枚で相手が10人に(60)→ペナルティエリア左外でロングフィードを受けた達也がDF二人を交わしつつ中央に出てきて右足を振り抜く(56)→永井投入(達也)(82)→長谷部投入(山瀬)(84)→ペナルティエリア右外からエメがエリア内に切れ込み左足を振り抜く(86)


11/08 ○ 2nd12 東京ヴ 駒場ス 5:1 首位 

順当勝ちだが、ニキが前半途中で負傷退場。エメの2試合出場停止が痛い。平川の公式戦初ゴールと山田のCKによるセットプレー得点が収穫。
Sub:山岸、堀之内、長谷部、千島、永井[室井が故障]
暢久のコーナーキックをニアのゼリッチがヘッドで後ろへそらし、落ちたボールをダイレクトでエメが右足インサイドで蹴り込む(9)→ニキがパスカットを狙って相手の前に出たときに足を痛めて交代(長谷部)(17)→長谷部のパスにエメが抜け出してGKを交わしてシュート(25)→ゴール前の混戦を抜け出されて失点(63)→暢久のクロスをダイレクトで右前に上げてDFを交わした山瀬がダイレクトで右足を振り抜くスーパーゴール(70)→エメ負傷退場(永井)(71)→暢久からのパスを受けた達也がDFを交わしてゴール(79)→こぼれ球をセンターサークル付近で拾った平川が単独ドリブルで突進し(右前の山瀬にパスせずに)J初ゴール(87)


11/15 × 2nd13 清水エ 日本平 0:1 2位 

接触プレーに寛大でディフェンダーに甘い審判で、ポストプレーは困難。しかし意図的な削りには厳しく黄紙を出し相手が二人退場した。しかし、得点するどころか、失点して敗戦。
Sub:山岸、三上、堀之内、土橋、千島[エメが出場停止。ニキ、室井が故障]
相手が2枚目の黄紙で退場(56)→相手が2枚目の黄紙で退場(75)→千島投入(長谷部)(77)→坪井がサイドからのクロスのヘディングクリアに失敗し、後ろで受けたマーク相手のドリブルシュートで失点(88)


11/22 × 2nd14 名古屋 瑞穂陸 1:4 5位 

リーグ戦制覇が駄目になってしまった敗戦
Sub:山岸、三上、堀之内、土橋、千島[エメが出場停止。ニキ、室井が故障]
失点→田中が相手のバックパスをカットして突進し、DFを引き寄せてから右の永井へパス、エリア内の右足シュートはDFの足に当たり、バーに当たってファーのポストに当たってからニアのサイドネットを揺らす→失点失点失点


11/29 △ 2nd15 鹿島ア 埼玉ス 2:2 6位 

雨の中、ロスタイムに同点に追い付き、鹿島の優勝を阻止する。ボールポゼッションを続けて遅攻での1点目、無駄走りをさせない体力温存ゆえのロスタイムでの2点目と、オフトサッカーの完成形を垣間見せる試合。
Sub:山岸、三上、堀之内、長谷部、永井[室井が故障]
ゴール前に放り込まれたボールをニキが味方へヘディングで戻そうとして相手に渡し、ボレーシュートで失点(6)→ニキが足を傷めて退場(長谷部)(22)→ゴール前に折り返され、お見合い状態で失点(32)→永井投入(山瀬OUT)(60)→左サイドから達也が中央のエメへ、エメのシュートが跳ね返ってゴール右側にいた永井がシュートし天井ネットへ(76)→右サイドを永井が突破し、エンドライン際から折り返し、DFの前に頭を突き出したエメがゴール(89)


12/14 × E3回 湘南ベ 駒場ス 1:2 

昨年に続いて天皇杯初戦での敗退。最後まで運動量と集中力が衰えなかった相手を誉めるべきゲーム。このゲームが、レッズのオフト・ヤンセンとゼリッチの見納めになる。
Sub:加藤、堀之内、土橋、西村、千島[都築、三上が体調不良、エメ、ニキ、室井が故障]
山田のクロスから長谷部がドリブルしてシュート(28)→失点(53)→千島投入(長谷部OUT)(83)→左サイドのハーフウェイライン付近で相手を潰そうとして、潰しきれずに大きく蹴りだされ、坪井を振り切った相手がGKと1対1になり、坪井も寄せていったが失点してVゴール負け(109)





HOME