2007


ゼロックス・スーパー・カップ →完敗で準優勝

リーグ戦 ディヴィジョン1 →最終の2連敗で2位に終わる
○横F4△新潟6○甲府5△大分6○磐田5○柏1×川崎4○鹿島2△千葉2△大宮2△ガ大4○名古屋2△横マ2○F東2○神戸2○清水2○磐田2○広島2△柏2○ガ大2○甲府1○F東1○神戸1○大宮1○広島1○横マ1○新潟1○大分1○千葉1△名古屋1△川崎1△清水1×鹿島1×横F2

アジア・チャンピオンズリーグ →ACL制覇(日本勢初) →クラブW杯へアジア代表として出場
  グループリーグ →2勝4分0敗で首位となり突破
○ペルシク・ケディリ(インドネシア)(H)△シドニーFC(オーストラリア)(A)○上海申花(中国)(H)△上海申花(A)△ペルシク・ケディリ(A)△シドニーFC(H)

  ノックダウンステージ(決勝トーナメント) →優勝
準々:全北現代(韓国)○H○A準決:城南一和(韓国):△A△H決勝:セパハン(イラン)△A○H→優勝


☆TOYOTAプレゼンツFIFAクラブW杯 →3位
 ○準々:セパハン(アジア2位)×準決:ACミラン○3位決定戦:エトワール・サヘル

A3 →1勝2敗で4チーム中3位
×山東魯能○城南一和×上海申花

ナビスコカップ(J1カップ戦) 予選リーグ免除、決勝トーナメント → 準々決勝で敗退
準々決(ガ△H×A

天皇杯 →初戦敗退
×愛媛

☆その他
ブルズカップ→3位〔3チーム中〕; さいたまシティカップ→引き分け

メモ




 2007年は天皇杯連覇で幕を開けた。アジアへ初めて進出する年。2004年のチャンピオンシップ第2戦でサポがヴィジュアルで示した「GO TO ASIA」が現実のものとなった年。このために、2006シーズンに大量の戦力を保有し、ギドの後任に国際経験豊かなオジェックを監督に据えた年。
 選手は、2006シーズンとほぼ同様。変更は、黒部が京都からのレンタル期間が満了して去り(千葉へ移籍)、愛媛へレンタル中だった南が完全移籍して去り、新井翔太が愛媛FCへ完全移籍。また、若手の実戦経験を積ませるために新たにレンタル移籍を活発化させ、大山と近藤が愛媛へ、横山が山形へ。ほかに、主力組としては三都主がザルツブルグ(1年間)へレンタル移籍。
 FWにワシントン、達也、永井、エスクデロ、岡野、小池純輝。
 MFに伸二、ポンテ、赤星、暢久、長谷部、平川、相馬、阿部、啓太、酒井、中村祐也、西澤代志也。(さらに、永井、岡野、堀之内、内舘も)
 DFにネネ、闘莉王、堀之内、坪井、内舘、細貝、堤俊輔、坂本和哉。(さらに、阿部、暢久、啓太も)
 GKに都築、山岸、加藤、大谷。
 その結果は、グループステージ突破が目標だったACLでは優勝したものの、その疲れもあって、確実と思われたリーグ制覇を逃し、天皇杯も初戦で敗れて3連覇を逸するというもの。ある意味で想定以上だが、ある意味で残念な結果。

02/13 × ブルズ杯1 レッドブル・ザルツブルク Bullen‐Arena ザルツブルグ 1:3  

 レッズ公式サイトではブルズカップ大会の参加について、「浦和レッズとFCバイエルンミュンヘン(以下FCB)とのパートナーシップに基づき、FCBからレッドブルザルツブルグへの働きかけによって、レッズの招待が実現したものです」とされているあご足付きの親善試合。オーストリーのレッドブル・ザルツブルグとの45分の試合。
 実力差もあり、移動直後ということもあって完敗。
GK都築、DF坪井、闘莉王、堀之内、DH阿部、啓太、SH暢久(R)、相馬(L)、OH伸二、FWワシントン、永井。Sub:山岸、細貝、酒井、ポンテ、堤、平川、小池、内舘、赤星、岡野〔達也、エスクデロ、ネネ、長谷部は回復待ち。〕
セットプレーで放り込まれたボールを競ってオウンゴールで失点(3)→オウンゴールで失点(12)→失点(14)→ハーフウェイライン付近でボールを受けた伸二が走り込んだ暢久にパスし、暢久が左サイド奥にドリブルで進む後をクロスしてボックスに走り込み、暢久が折り返したボールを決める(32)


02/13 × ブルズ杯2 FCバイエルンミュンヘン Bullen‐Arena ザルツブルグ 0:3  3位

 ドイツのFCバイエルンミュンヘンとの45分の試合。
 実力差もあり、シーズン途中の相手ということもあり、完敗。
GK山岸、DF闘莉王、坪井、内舘、DH細貝、阿部、SH平川(R)、相馬、ポンテ、FW岡野、永井。Sub:都築、堀の内、酒井、啓太、暢久、伸二、堤、小池、赤星、ワシントン〔達也、エスクデロ、ネネ、長谷部は回復待ち。〕
失点(9)→小池投入〔永井〕(29)→失点(32)→堤投入〔相馬〕(35)→酒井投入〔阿部〕(43)→失点(40)


02/24 × ゼロックス ガ大阪 国立競 0:4 準優勝 

 Jリーグ優勝チームと天皇杯優勝チームが戦うゼロックス・スーパーカップは、レッズが2冠を制したために、天皇杯準優勝チームのガンバが相手になった。
 風が強い中、レッズのロングパスは精度を欠くことになる。特にサイドからサイドへの風が強く、1失点目は右サイドからの絶好のサイドチェンジのパスが向かい風で失速したところを奪われてからの逆襲によるもの。伸二をサイドに置くシステムはそれなりに機能したが、相手がハーフウェイ付近まで押し上げてプレスを掛けてくるのを交わしきれなかったこと、裏へ抜け出そうとする選手が少なかったことが完敗という結果を生む。
GK山岸、DF坪井、内舘、ネネ、DH阿部、啓太、SH平川(R)、伸二(L)、OHポンテ、暢久、FWワシントン。Sub:都築、堤、酒井、赤星、中村、小池、岡野〔達也、エスクデロ、長谷部、闘莉王、相馬、永井、堀の内、細貝は回復待ち。〕
失点(31)→失点(42)→岡野投入〔平川〕(62)→失点(67)→失点(85)。


03/03 ○ リーグ1節 横FC さいスタ 2:1  4位(-0)

 内容的には圧倒した試合。昨年よりもチームに連動性が出てきた感じ。伸二がボランチらしい動きを披露し、阿部はセンターバックとしての能力の高さを見せる。
GK山岸、DF坪井、阿部、ネネ、DH啓太、伸二、SH暢久(R)、相馬(L)、OHポンテ、FWワシントン、永井。Sub:都築、堤、内舘、堀の内、酒井、平川、岡野〔達也、エスクデロ、長谷部、闘莉王、細貝は回復待ち。〕
啓太が最前線のワシントンへ縦パスを入れ、DFを背負ったワシントンがダイレクトで浮かせたバールを走り込んだポンテが拾ってゴール前へ横パスし、クリアしようとした相手ディフェンダーがオウンゴール(25)→左サイドでパスを繋がれ、伸二が付いていた相手FWが左足で放ったロングシュートが決まってしまい失点(44)→ワシントンが落としたボールを永井が拾って突進し、シュート(85)


03/07 ○ ACL GL1 ペルシク・ケディリ 埼玉ス 3:0  1位(+0)

 初の公式戦国際試合を白星で飾るが、シュート26本で3点。
 ワシントン得点できず。公式サイトに次の文章。
07.03.08 [ ワシントン、コメント ]
本日の練習終了後、ワシントンが昨日の試合での交代時の行為について、下記の通りコメントしました。

「昨日の試合でよくない事件があった。そのことについてお話ししたい。昨日、交代のときにイライラして、怒って手袋やシャツを投げたが、チームやサポーター、フロントに対してやったことではないが、(そもそも)やってはいけないことだった。謝りたいと思っていたので、こういう機会を与えてもらってありがたく思っている。
昨日、交代させられて、ああいう態度だったけれど、このチームが好きだし、サポーターも好きだし、チームにもサポーターにも感謝しているので、ああいうことをやって申し訳なかった。謝りたい。監督とは、今日、練習がはじまってから話し合って和解・解決したので、もう問題はない。
点も取れてなくて、個人的にもベストの状態ではなかったので、イライラするところがあったのだが、早くこのことは忘れて、よくなるための努力をしていきたい。
こういう形でサポーターに対して後悔していると伝えること、謝ることが一番大切だが、あとはサポーターとチームのために、たくさん点を取っていきたい。それはこれからも変わらないと思う」

GK都築、DF坪井、阿部、ネネ、DH啓太、伸二、SH暢久(R)、相馬(L)、OHポンテ、FWワシントン、永井。Sub:山岸、内舘、堀之内、酒井、平川、赤星、岡野〔堤はU-20日本代表候補トレーニングキャンプ。達也、エスクデロ、長谷部、闘莉王、細貝は回復待ち。〕
左CKがゴール前混戦になり、暢久が左足ボレーで蹴り込む(12)→ポンテが中央をドリブルで進み、右サイドを併走した永井にパスし、永井のシュートが相手GKの手を弾く(45)→岡野投入〔ワシントン〕(68)→右側から戻ってきたボールを受けた伸二が左足でミドルシュート(75)→平川投入〔相馬〕(80)


03/11 △ リーグ2節 ア新潟 新潟ス 2:2  6位(-2)

 残り数分で2点差を追い付かれた試合。連携の進化は順調だとか。
GK都築、DF坪井、闘莉王、ネネ、DH啓太、阿部、SH暢久(R)、伸二(L)、OHポンテ、FWワシントン、永井。Sub:加藤、内舘、堀之内、細貝、平川、相馬、岡野〔山岸、達也、エスクデロ、長谷部は回復待ち。〕
左サイドのポンテのFKを永井がヘディングで決める(30)→中盤のボールの奪い合いから奪取した闘莉王が最前線へ走り込むワシントンへスルーパスを通し、ワシントンが横からスライディングしてくる相手DFを交わしてGKとの1対1を決める(64)→左サイドからクロスを放り込まれ、ゴール前でヘディング・シュートを打たれて失点(88)→浮き球のパスをコール前に放り込まれ、抜け出した相手にボレーで決められて失点(89)


03/17 ○ リーグ3節 ヴ甲府 埼スタ 2:0  5位(-2)

 前半に南側のゴールに嫌われていたワシントンが後半に2点。
 相変わらず甲府は魅力的なサッカーをしている。走りながら細かいパスをつないでいくサッカー。これに対してレッズはプレッシングを続ける。ボールホルダーに複数でアタックするサッカー。これも見ていて楽しい。前半はひやっとするシーンもあった。サポがトラメガで檄を飛ばし、闘莉王が振り返ってにらんでいたように見えた。
 ポンテが切れ切れ。見ていて楽しい。ま、ボールを奪われることもあるけど敵陣でチャレンジしてのことだから問題なし。都築のキックの精度も光った。おおっというどよめきが場内に起きる。
GK都築、DF坪井、闘莉王、ネネ、DH啓太、阿部、SH暢久(R)、伸二(L)、OHポンテ、FWワシントン、永井。Sub:加藤、内舘、堀之内、酒井、平川、長谷部、岡野〔達也、エスクデロ、山岸、相馬は回復待ち。〕
左サイドでポンテが前に出し、走り込んだ闘莉王が奥まで持って行きセンタリングしたボールをワシントンが蹴り込む。(57)→ポンテのクロスからワシントンがシュートし、GKにいったん防がれるも再度シュートしてゴール(69)→長谷部投入〔ネネ。その後に阿部。〕(73)→岡野投入〔永井〕(89)


03/21 △ ACL GL2 シドニーFC オージ 2:2  首位(+0)

 2点先制されるが、4バック・2CMFにし、ポンテと伸二を攻撃的に使ってボールポゼッションが高まる。ゲーム内容は「中坊コラム」で。
GK都築、DF坪井、闘莉王、ネネ、DH啓太、阿部、SH暢久(R)、伸二(L)、OHポンテ、FWワシントン、永井。Sub:山岸、加藤、細貝、内舘、堀之内、酒井、平川、長谷部、岡野〔達也、エスクデロ、相馬は回復待ち。〕
守備ラインで跳ね返したボールを拾われて最終ラインを横切る相手にパスを通され、GKと1対1になって失点(2)→PA内で股抜きした相手がぶつかってきてPKとなり失点(23)→右サイドでためた暢久が中央へ逆サイドから走り込んだポンテにパスし、ポンテがダイレクトでシュート(30)→ネネ負傷退場〔長谷部投入。阿部が下がる。こののち、暢久(R)と阿部(L)のSB。OHに永井(L)、伸二、ポンテが位置する。〕(38)→右サイドからグラウンダーのセンタリングを相手GKが倒れ込みながら手でつかもうとするも、手からこぼれ、それを永井が押し込む(54)→平川投入〔暢久。キャプテンマークは伸二〕(60)→平川負傷退場〔細貝〕(85)


04/01 △ リーグ4節 大分ト 九石ド 2:2  6位(-4)

4バック。大分と相性が良い阿部が移籍後初ゴール。せっかく逆転したのに追い付かれてしまう。
GK都築、RSB暢久、CB坪井、闘莉王、LSB阿部、DH啓太、SH伸二(R)、長谷部(L)、OHポンテ、FWワシントン、永井。Sub:山岸、堤、内舘、堀之内、細貝、酒井、岡野〔達也、エスクデロ、相馬、平川、ネネは回復待ち。〕
左からのクロスを胸で落とされ、走り込んできた選手にグラウンダーのシュートが入ってしまって失点(11)→伸二の右CKを阿部が縦へ走り込んでHS(30)→ポンテの右CKを阿部がHS(35)→堀之内を投入して3バックとする〔ワシントン〕(82)→右手前でFKにされ、ヘディングシュートを決められて失点(89)


04/07 ○ リーグ5節 ジ磐田 埼玉ス 2:1  5位(-2)

 4バックと伸二・ポンテの共存が機能し始める。当初は永井を左に置いた4−2−3−1、前半途中で永井の位置を上げて2トップ、中盤がダイヤモンドの4−4−2。相手のシュートが2本、ポストに直撃し、うち1本は中に入っていったものの都築の腕の中。その意味でツキもあった勝利。
GK都築、RSB暢久、CB坪井、闘莉王、LSB阿部、DH啓太(R)、長谷部(L)、OH伸二(R)、ポンテ(C)、永井(R)、FWワシントン。Sub:山岸、内舘、堀之内、細貝、酒井、平川、岡野〔達也、エスクデロ、相馬、ネネは回復待ち。〕
相手は左サイドを押し込んできて、永井が守備に追われ、攻撃時に参加できない状態が続く。伸二もマンマークになって左サイドへ引っ張られる。ワシントンが苛立ってベンチに怒鳴り、オジェックはポンテに策を授け、永井を前へ上げて2トップとし、トップ下にポンテ、右に伸二、左に長谷部、底に啓太のダイヤモンドとする。→左サイドを突破され、ゴール前へ戻されたボールを坪井が付いていた相手FWが一瞬早くさわって失点(32)→右サイドから伸二がクロスを上げ、ワシントンがヘッドを決める(39)→DFを背負った永井とのワンツーでPA内に進入したポンテがGKの頭上を通過していくシュートを決める(79)→細貝投入〔ポンテ。ボックス4−4−2の左サイドに〕(83)→岡野投入〔永井〕(89)


04/11 ○ ACL GL3 上海申花 さいスタ 1:0  1位(+1)

 4バックがさまになりりつつある感じ。2トップの方がワシントンが生きるようだ。ただ啓太のワンボランチが機能するためにはその前にスペースがないことが必須。
GK都築、RSB暢久、CB坪井、闘莉王、LSB阿部、DH啓太、SH伸二(R)、長谷部(L)、OHポンテ、FWワシントン、永井。Sub:山岸、内舘、堀之内、細貝、酒井、平川、岡野〔達也、エスクデロ、相馬、ネネは回復待ち。〕
PA右すぐ外で得たFKをポンテがゴール前に上げたところへ阿部がヘディングを決める(右側サイドラインで給水した後、ボール近くにいたポンテと伸二と何事か話してから左側に歩いていった阿部。その遅らせたタイミングでマークがなかったかと思っていたら、相手はゾーンディフェンスで、DFの前に入ろうとしていたとのこと。阿部はヘディング得意なので千葉時代はFKよりヘディングだったとか)→細貝投入〔ポンテ。そのまま啓太の前のスペースをケア〕→岡野投入〔永井〕


04/15 ○ リーグ6節 柏レイ 国立競 2:0  首位(+1)

 負け知らずの首位を相手に勝ち、他ゲームの結果によって首位に立つ。
GK都築、RSB暢久、CB坪井、闘莉王、LSB阿部、DH啓太(R)、長谷部(L)、OH永井(R)、ポンテ(C)、伸二(L)、FWワシントン。Sub:山岸、内舘、堀之内、酒井、平川、小池、岡野〔細貝はU22代表。達也、エスクデロ、相馬、ネネは回復待ち。〕
ハーウェイライン付近から闘莉王が最終ラインの裏へ抜け出す永井にパスを送り、永井がゴールライン際から折り返したボールをワシントンが倒れ込むようにしてヘディングシュート(26)→長谷部が左サイドから右足で中央へ送り込んだボールは永井の後ろを通過して、その後ろへ走り込んでいた伸二へ通り、伸二がGKとの1対1を落ち着いて決める(38)→後半から2トップが明確になりボランチが右から啓太、長谷部、伸二と並んだように見えた(HT)→永井負傷交代〔大事を取って。平川がRSBに入り、暢久が上がって4−2−3−1に見える〕(76)→岡野投入〔ポンテ。2トップになり、右に暢久、左に伸二のボックスの4−4−2〕(89)


04/21 × リーグ7節 川崎フ 埼玉ス 1:2  4位(-2)

 ACLを戦っている者同士の一戦。ワシントンが決定力を欠き、決めきれず、公式戦さいスタ連続不敗記録リーグ戦ホーム連続不敗記録Jリーグホーム連続不敗記録が、それぞれ29試合、25試合、30試合で途切れる。ポンテのシュートがわずかに右へ外れたものの、このワンシーンだけでもチームのレベルアップを感じさせる試合。
GK都築、RSB暢久、CB堀之内、坪井、LSB阿部、DH啓太(R)、長谷部(L)、OH永井(R)、ポンテ(C)、伸二(L)、FWワシントン。Sub:山岸、堤、内舘、酒井、平川、小池、岡野〔達也、エスクデロ、相馬、ネネ、闘莉王は回復待ち。〕
右サイドからクロスを入れられて失点(50)→逆襲され、右サイドからクロスを入れられて失点(56)→左CKからワシントンがヘディングが浅く浮いたボールを堀之内が体で押し込む(64)→平川投入〔伸二。その後に阿部〕(74)


04/25 △ ACL GL4 上海申花 源深体育場 0:0  1位(+1)

 上海での試合にサポ3千人が駆け付け、TVで聞こえる声援は相手を上回っていた。特に暢久の退場後に声量がアップして、その真価を見せ付けた。そして、このブログによると、浦和サポの気迫が合併したばかりの相手チームの二つのサポを合流させたらしい。

平川投入〔伸二。3バックとし、DH啓太、阿部、SH暢久(R)、平川(L)、OH長谷部、ポンテ、FWワシントン〕(60)→山田2枚目イエローで退場(76)→岡野投入〔ワシントン〕(82)


04/29 ○ リーグ8節 鹿島ア カシマ 1:0  2位(-2)

 ワシントンが抜けることで、スペースへ走り込む動き、そこへ出るパス、という連動性が向上し、広い視野で相手の動きに合わせてパスを出す伸二の能力が活きる展開になった。阿部がCMFに位置したことで最前線まで顔を出す豊富な運動量が活きた。啓太のサイドでの動きが増えて、そのボール奪取力が活きた。あと、シュート精度の不足にも助けられた。
監督の指示は暢久(R)と坪井(L)をSBとする4バックだったが、試合開始時に選手間の相談で暢久を上げ目とし、坪井を下げ目にして変則的3バックにした結果、GK都築、DF堀之内(R)、闘莉王(C)、坪井(L)、RSH暢久、CMF啓太(R)、阿部(L)、LSH長谷部、FW永井(R)、ポンテ(C)、伸二(L)、FW。Sub:山岸、ネネ、内舘、平川、エスクデロ、小池、岡野〔達也、相馬は回復待ち。ワシントンは規律違反で2日間のサテ暮らし中〕
センターライン付近でのボールの奪い合いからポンテがボールを左サイドにいた啓太へ出し、啓太が前方にいた伸二へパスを出して外を追い越していき、伸二が相手に囲まれながら、ループで走る啓太の前にパスを届け、啓太がPA近くで切り返したから、逆サイドへ走り込んでくる暢久へロングパスを届け、これを暢久がダイレクトで中央へグラウンダーのパスを折り返し、走り込んだポンテがシュート(56)→岡野投入〔永井〕(84)→内舘投入〔阿部〕(86)→エスクデロ投入〔ポンテ〕(89)


05/03 △ リーグ9節 ジ千葉 埼玉ス 1:1  2位(-2)

 やっとワシントンの活かし方が見えてきた試合。後ろの7人(DF4+DH3)が積極的に前線へ顔を出すサッカーになってきた。試合は相手が退場で1人減った後に追い付かれ、圧倒的に攻めるも得点できず。最後には足が止まりがちで、クルヴァのメインも試合後に久々のブーイング。
GK都築、RSB暢久、CB堀之内(R)、闘莉王(L)、LSB坪井、DH阿部(R)、啓太(C)、長谷部(L)、OHポンテ、FW永井、ワシントン。Sub:山岸、細貝、ネネ、内舘、平川、伸二、岡野〔達也、相馬は回復待ち。〕
左サイドに進出した坪井が中央の永井へ横パス、永井が左サイド奥にいた啓太へロビングパス、啓太がマーカーを股抜きで突破してPA近くまで進出しグラウンダーのクロスをゴール前に入れ、走り込んだワシントンが決める(27)→相手が2枚目のイエローで10人になる(45)→相手のコーナーキックの崩れのボールをクリアして自陣深いところからのスローインとなり、相手がロングスローをPA内に入れ、それをバックヘッドでゴール前へ送り込まれ、ダイレクトでシュートを打たれて失点(49)→平川投入〔長谷部。3バックで3−4−1−2に〕(68)→伸二投入〔永井。ツーシャドウに〕(80)


05/06 △ リーグ10節 大宮ア 埼玉(A) 1:1  2位(-2)

 前節終了後にサポのブーイングに怒りを見せる選手とか、先発を外された伸二の監督批判とかの話題はあったものの、しっかりと追い付いて引き分けた。過密日程でパスミスも多かったが、相手もパスミスが多く、前半はその意味で互角の戦いになった。特にパスミスが目に付いた長谷部を伸二に替えてから、ゲームを支配。
GK都築、DF堀之内(R)、闘莉王(C)、坪井(L)、DH暢久(R)、啓太(C)、阿部(L)、OHポンテ(R)、長谷部(L)、FW永井、ワシントン。Sub:山岸、細貝、ネネ、内舘、伸二、平川、岡野〔達也、相馬は回復待ち。〕
DFラインから最前線へ遠そうとしてスルーパスが相手DFにカットされてロングパスを放り込まれて抜け出した相手FWが右PA内に進入し、マイナスの戻しをダイレクトで打ち込まれて失点(38)→伸二投入〔長谷部〕(55)→左CKを永井が近付いてきた伸二にいったん預けてから戻しを受けてセンタリングし、GKのパンチングで右サイドに戻ってきたボールを啓太が拾ってクロスを上げ、闘莉王のHSが左ゴールポストに当たって戻ってきたボールをワシントンがヘッドで押し込む(73)→阿部負傷交代〔細貝〕(81)


05/09 △ ACL GL5 ペルシク・ケディリ マナハン・スタジアム 3:3  1位(+1)

 6日の試合後に成田へ移動し、7日に15時間かけて移動してホテルへ。スタジアムは手で水洗いするトイレになっており、日本からトイレを持参する状態。気温36度のなか、選手は頑張り、ホームで連勝している相手と引き分ける。トイレについては岡野のブログ「【野人は死なない!!】岡野雅行オフィシャルブログ」の記事でも言及あり。また、サポのブログ「Forgetting-Bar」の記事と記録(スタジアム編激闘編)は必読。
GK都築、DF坪井(R)、堀之内(C)、ネネ(L)、DH啓太(R)、阿部(L)、SH平川(R)、相馬(L)、OHポンテ(R)、伸二(L)、FW永井。Sub:山岸、加藤、内舘、細貝、酒井、長谷部、小池、岡野〔闘莉王、暢久は累積警告で出場停止。達也、ワシントンは回復待ち。〕
ポンテがPA内右側に進入して得たPKを伸二が決める(10)→平川負傷交代〔細貝〕(23)→PKで失点(24)→左サイドからのクロスを右サイドで受けられシュートされて失点(32)→岡野投入〔相馬。その後の細貝の後〕(46)→永井が右サイド奥からマイナス気味にセンタリングしたボールをポンテがワントラップしてからたたきつけるようにシュート(51)→ポンテが蹴ったCKを阿部が決める(62)→右奥に進入されマイナス気味にセンタリングされたボールを切り返されて決められて失点(84)→長谷部投入〔阿部〕(87)


05/13 △ リーグ11節 ガ大阪 埼玉ス 1:1  4位(-2)

 首位相手に勝てば首位というゲームを引き分ける。ゼロックススーパーカップでは完敗を喫したが、この試合は互角。後半は相手を圧倒。
GK都築、DF坪井(R)、堀之内(C)、ネネ(L)、DH啓太(R)、阿部(L)、SH暢久(R)、相馬(L)、OHポンテ(R)、伸二(L)、FWワシントン。Sub:山岸、内舘、細貝、酒井、長谷部、永井、岡野〔達也、平川、闘莉王は回復待ち。〕
相手に中央からパスをつながれて攻め込まれる間に相手FWのマークを受け渡し損ねてフリーにしてしまい、つながれて失点(17)→長谷部投入〔相馬。その後に阿部が回り、その後〕(72)→中央を長谷部がドリブルで進み相手を3人引きつけてから左サイドの阿部へ出し、阿部が右足でセンタリングを上げ、ファーに走り込んだワシントンが右足にあててゴールに放り込む(76)→永井投入〔ポンテ〕(85)→ネネが足を攣る〔内舘〕(89)


05/19 ○ リーグ12節 名古屋 豊田ス 2:1  2位(-2)

 1週間空いての試合だが、代表組はキャンプと練習試合があり、疲れは取り切れていない状態での戦いを制した。
GK都築、DF坪井(R)、堀之内(C)、ネネ(L)、DH啓太(R)、阿部(L)、SH暢久(R)、相馬(L)、OHポンテ(R)、伸二(L)、FWワシントン。Sub:山岸、細貝、内舘、酒井、長谷部、永井、岡野〔達也、平川、闘莉王は回復待ち。〕
ポンテが蹴った左CKをファーでネネがHS(27)→左サイドから大きく右サイド奥に振られ、ゴール前にセンタリングされたボールをたたき込まれて失点(35)→岡野投入〔相馬。その後に阿部、その後に啓太、その後に暢久、その後〕(81)→左サイドのポンテが中央へ横パスし、PA内で受けたワシントンが3人の隙間からシュート(84)→長谷部投入〔ポンテ〕(89)


05/23 △ ACL GL6 シドニーFC さいスタ 0:0  首位(+1) →ノックダウンステージへ進出

 チャンスを多く作るも得点できず。特に、伸二のシュートが枠に行かなくなっているのが大きい。それでも首位をキープしてトーナメントへ進出。
GK都築、DF坪井(R)、堀之内(C)、ネネ(L)、DH啓太(R)、阿部(L)、SH暢久(R)、相馬(L)、OHポンテ(R)、伸二(L)、FWワシントン。Sub:山岸、内舘、細貝、酒井、長谷部、岡野、永井〔達也、平川、闘莉王は回復待ち。〕
長谷部投入〔相馬。その後に阿部、その後〕(60)→永井投入〔伸二。2トップ〕(84)→岡野投入〔ポンテ。その後に?〕(88)


05/27 △ リーグ13節 横浜マ 埼玉ス 1:1  2位(-4)

 中断前の試合で勝ちきれず。良い形は作るもののシュートがネットを揺らさない。ワシントンは未だ3kgオーバーでジャンプ力が不足からヘディングの弾道が定まらず。試合後のクルヴァはうなだれる選手を沈黙で迎える。対照的に相手は拍手で選手を迎えていた。
GK都築、DF坪井(R)、堀之内(C)、ネネ(L)、DH啓太(R)、阿部(L)、SH暢久(R)、相馬(L)、OHポンテ(R)、伸二(L)、FWワシントン。Sub:山岸、細貝、内舘、酒井、長谷部、永井、岡野〔達也、平川、闘莉王は回復待ち。〕
右サイドで放たれたミドルシュートが決まって失点(50)→長谷部投入〔相馬。その後に阿部、その後〕(62)→右サイドでポンテが蹴ったFKをダイレクトでネネが蹴り込む(66)


06/07 × A3第1戦 山東魯能 山東 3:4  3位(-3)

 達也が半年ぶりに復帰し、切れと運動量を示してフル出場。中2日で闘う3連戦の初戦は30度の暑さと喉を痛める程の大気汚染で絶対的なホームアドバンテージに対する戦いとなった。全般的には押し込まれ、相手のロングキックの多用によりラインを下げさせられる展開。後半は疲れたためか、中盤がスカスカになる。
GK山岸、DF堀之内(R)、闘莉王(C)、内舘(L)、DH酒井(R)、長谷部(L)、SH暢久(R)、堤(L)、OHポンテ、FW達也、永井。Sub:都築、ネネ、相馬、小池、ワシントン、岡野。〔伸二、平川、坪井は回復待ち。啓太、阿部は代表から、細貝はU22代表から合流直後〕
右CKから戻ってきたボールをポンテがゴール前にクロスを送り、走り込んだ長谷部がHS(17)→左サイドから押し込まれ、ペナルティーアーク付近で一瞬フリーになった相手に詰め寄るも打たれたミドルシュートで失点(34)→黄紙1枚のポンテに休息〔岡野を右サイドに、暢久をトップ下に〕(HT)→右CKがゴール前に上がり、闘莉王の後ろで闘莉王より高くジャンプした相手のHSで失点(58)→ワシントン投入〔永井〕(64)→相馬投入〔堤〕(68)→右サイドを侵入されてスライディングでカバーした堀之内が前進を妨害したと判定されてPKで失点(73)→PAやや右外からふわりと上げられ、走り込んだ相手にマークの受け渡しができずにダイレクトでシュートされて失点(84)→暢久の右CKを闘莉王がHSし、GKが弾いたボールをワシントンが蹴り込む(89)→達也が右サイドに回したボールに岡野が追い付きセンタリング、逆サイドに渡ったボールを長谷部が拾ってドリブル侵入し、右足アウトサイドでシュート回転のクロスを上げてワシントンがHSで決める(89)


06/10 ○ A3第2戦 城南一和 山東 1:0  3位(-3)

 ACL予選リーグを突破したチーム同士の闘いで辛勝。相手が外してくれることあり、都築がPKを止めることあり。それでも海外公式戦で3連続引き分けの後の初勝利。伸二と坪井が離脱しているなかでは、ポンテと暢久を休ませていることを除けば最強メンバーをそろえて臨んだ試合。岡野がキャプテンマーク。故障明けの第1戦で走り回っていた達也は中2日ではさすがに運動量が落ちていた。日本でオシムがテレビ観戦するという話での出場かと疑ってしまう。ただ、ポンテ不在でパスが出てこないために目立たなかった可能性もある。相馬は交代時に不満そうだったが、あの守備力ではやむなし。全体的には第1戦の方が運動量があった気がするのは気候条件の所為か。
GK都築、DF堀之内(R)、闘莉王(C)、ネネ(L)、DH啓太(R)、阿部(L)、SH岡野(R)、相馬(L)、OH長谷部、FW達也、ワシントン。Sub:山岸、堤、内舘、細貝、暢久、酒井、ポンテ、永井、小池。〔伸二、平川、坪井は回復待ち〕
右サイドから長谷部がPA内にふわりとしたパスを送り、ワシントンが受けてGKと1対1になり決める(39)→暢久投入〔相馬。その後に阿部、その後に長谷部〕(65)→細貝投入〔岡野〕(73)→ネネ負傷交代〔内舘〕(80)


06/13 × A3第3戦 上海申花 山東スポーツセンタースタジアム  1:3  3位(-3)

 初参戦のA3優勝を逃した敗戦。初戦勝利、次戦引き分けと、合併した混乱が静まって強くなっていた上海申花。頑張るも敗戦。2点差を付けて勝利していれば結果的に優勝できたのだが。小池が公式戦発出場。
GK山岸、DF細貝(R)、闘莉王(C)、内舘(L)、DH酒井(R)、阿部(L)、SH暢久(R)、相馬(L)、OHポンテ、FW永井、ワシントン。Sub:都築、ネネ、堀之内、堤、啓太、長谷部、岡野、達也、小池。〔伸二、平川、坪井、啓太は回復待ち〕
速攻で左サイドからセンタリングのボールにダイレクトで合わせられて失点(19)→左CKをダイレクトで蹴り込まれて失点(35)→跳ね返したボールをダイレクトでグラウンダーで打たれて失点(39)→長谷部投入〔阿部〕(HT)→ポンテの右CKを闘莉王がHS(58)→小池投入〔永井〕→岡野投入〔交代酒井の後に暢久、その後〕(66)→ワシントン暴言で退場(終了後)


06/17 ○ リーグ15節  F東京 味の素 2:0  2位(暫定-7)

 達也が復活のゴールで順当勝ち。
GK都築、RSB暢久、CB坪井(R)、闘莉王(L)、LSB阿部、DH啓太(R)、長谷部(L)、SH相馬(L)、OHポンテ、FW達也、ワシントン。Sub:山岸、細貝、内舘、堀之内、伸二、永井、岡野。〔平川、ネネは回復待ち〕
ワシントンがドリブルで突進してシュートし、GKが弾いたところを達也が決める(3)→左CKをポンテが蹴り、ニアの阿部が中央へ送ったボールを相手がクリアミスしてオウン・ゴール(65)→伸二投入〔達也。2シャドウに〕(73)→闘莉王負傷交代〔堀之内〕(84)→永井投入〔ワシントン〕(89)


06/20 ○ リーグ16節 ヴ神戸 駒場ス 2:0  2位(暫定-5)

 前節の試合で右足首を捻挫した闘莉王が強行出場し、来日した母と妹の前で今期初ゴール。達也がPKを2度獲得し、1回目はワシントンが防がれ、2回目はポンテが決める。リーグ戦ホームで4月7日以来の勝利。
GK都築、DF坪井(R)、闘莉王(C)、阿部(L)、DH啓太(R)、長谷部(L)、SH暢久(R)、相馬(L)、OHポンテ、FW達也、ワシントン。Sub:山岸、細貝、内舘、堀之内、伸二、永井、岡野。〔平川、ネネは回復待ち〕
ポンテが蹴った左CKを闘莉王がHS(38)→達也がPA内を突破して得たPKを監督の当初の指示であった阿部を差し置いて蹴ったポンテが決める(44)→相馬が負傷交代〔その後に阿部が入り、その後に堀之内が出場〕(53)→伸二投入〔ポンテ〕(72)→永井投入〔達也〕(77)


06/23 ○ リーグ17節 清水エ 日本平 1:0  2位(暫定-5)

 お互い暑さのためか凡ミスも出る試合だったが、阿部のHSで穫った1点を守りきる。“清水では本気を出す暢久”は暑さにもかかわらずは脱タリー・モード。
GK都築、DF坪井(R)、闘莉王(C)、堀之内(L)、DH啓太(R)、阿部(L)、SH暢久(R)、相馬(L)、OHポンテ、FW達也、ワシントン。Sub:山岸、細貝、堤、内舘、伸二、永井、岡野。〔長谷部は警告累積。平川、ネネは回復待ち〕
ポンテの左CKにニアに走り込む闘莉王の後に走り込んだ阿部がHS(24)→闘莉王が負傷交代〔その後に阿部、その後に細貝〕(42)→伸二投入〔達也。2シャドウ〕(68)→永井投入〔ワシントン〕(85)


06/30 ○ リーグ18節 ジ磐田 エコパ 2:0  2位(暫定-5)

 ポンテが警告累積。闘莉王が全治4週間でアジアカップも断念してブラジルへ一時帰国して治療中。その中でJリーグ通算100試合出場の伸二の2得点と無失点で勝利したが、後半は一人少ない相手に支配されていた感あり。伸二は警告累積4枚で8月1日の広島戦は欠場。
GK都築、DF坪井(R)、堀之内(C)、阿部(L)、DH啓太(R)、長谷部(L)、SH暢久(R)、相馬(L)、OH伸二、FW達也、ワシントン。Sub:山岸、細貝、堤、内舘、酒井、永井、岡野。〔ポンテは警告累積。闘莉王、平川、ネネは回復待ち〕
正面やや左で得たFKを伸二が右足でゴールにたたき込む(1)→達也がドリブルで突進しGKと交錯して弾かれたボールを伸二が右足アウトでループシュート(28)→相手がレッドカードで一人少なくなる(30)→達也負傷交代〔永井〕(35)→細貝投入〔伸二。その後に長谷部でその後〕(64)→岡野投入〔暢久。その後に永井でその後〕(85)


07/07 △ ナ杯準々1 ガ大阪 埼スタ 1:1

 アウェイゴール方式を意識しながらの第1戦。最後に失点したのは残念だがチームのパフォーマンスは上々。PKを与えたが、山岸が伸ばし左手で弾いたくれた。
GK山岸、DF細貝(R)、堀之内(C)、堤(L)、DH内舘(R)、長谷部(L)、SH暢久(R)、相馬(L)、OH伸二、ポンテ、FW永井。Sub:都築、酒井、平川、赤星、西澤、小池、岡野。〔坪井、阿部、啓太は日本代表。ワシントンは定期検査のために帰国中。闘莉王、達也、ネネは回復待ち〕
ゴール前の混戦から跳ね返されたボールを内舘がダイレクト左足でシュートし、ゴール右にそれようとするところを伸二が方向を変えてゴール(12)→右CKをファーサイドに蹴ってきて山岸が飛び出したがボールにさわれずHSで失点(87)


07/14 × ナ杯準々2 ガ大阪 万博陸 2:5

 スコア的には完敗だが、風下の前半は雨が目に入りやすいという悪条件の面もあった。7月7日の試合との合計で3対6となり、ナビスコカップは準々決勝で敗退となる。
GK都築、DF細貝(R)、堀之内(C)、堤(L)、DH内舘(R)、長谷部(L)、SH暢久(R)、相馬(L)、OH伸二、ポンテ、FW永井。Sub:山岸、ネネ、酒井、平川、達也、小池、岡野。〔坪井、阿部、啓太は日本代表。ワシントンは定期検査のために帰国中。闘莉王は回復待ち〕
急激に落ちる右CKをヘディングクリアに失敗してかがんだ姿勢のへデングシュートを決められて失点(9)→右スペースに飛び出た伸二がグラウンダーの横パスをゴール前に送り走り込んだ永井が決める(17)→右CKはPA角付近でフリーの選手へのパス、そこからミドルシュートを打たれてコースを変えられて失点(31)→右サイドを突破されグラウンダーのクロスをゴール前に送られて失点(41)→ミドルシュートを決められて失点(51)→平川〔暢久〕と達也〔相馬〕を投入して4バック(CBは細貝と堀之内。右の平川、左の堤。)に(52)→左サイドからクロスを上げられ、ふんわりしたヘディングシュートで失点(54)→ゴール前の混戦から戻ってきたボールを細貝がミドルシュート(63)→岡野投入〔ポンテ〕(86)


07/17 △ さシティ杯 マンチェスター・ユナイテッド さいスタ 2:2

 お互い無理をしない親善試合。
GK都築、DF細貝(R)、堀之内(C)、ネネ(L)、DH内舘(R)、長谷部(L)、SH暢久(R)、相馬(L)、OH伸二、ポンテ、FW達也。Sub:山岸、堤、酒井、平川、西澤、永井、小池、岡野。〔坪井、阿部、啓太は日本代表。ワシントンは定期検査のために帰国中。闘莉王は回復待ち〕
ハーフウェイライン付近からのパスを受けて前進した内舘が前が空いていてミドルシュートし、シュート回転がGKを惑わしてネットを揺らす(25)→山岸〔都築〕、平川投入〔内舘、その後に暢久〕(HT)→ゴール前でボールを回されてフリーの選手を作ってしまい失点(47)→右サイドからドリブルでセンター方向に移動されてシュートされて失点(51)→永井投入〔達也〕(74)→右サイドからのボールをPAアーク付近で長谷部がダイレクトに左前へ出し、伸二が受けて切り返してグラウンダーのシュート(78)→小池投入〔ポンテ〕(82)→相馬負傷交代〔その後に永井。岡野〕(89)


08/01 ○ リーグ14節 サ広島 埼スタ 4:1  2位(-2)

 A3のために延期されていた試合を勝って、トップと勝ち点差を縮めた。
GK都築、DF坪井(R)、闘莉王(C)、阿部(L)、DH啓太(R)、長谷部(L)、SH暢久(R)、相馬(L)、OHポンテ、FW達也、ワシントン。Sub:山岸、ネネ、堀之内、平川、内舘、永井、岡野。〔伸二は累積で出場停止〕
スルーパスに反応した相手FWへの対応が一瞬遅れ、抜け出されてGKとの1対1を決められて失点(54)→暢久が放ったミドルシュートをGKがはじき、拾ったポンテが左サイドへ回り込んでゴール前に上げたクロスを闘莉王がヘディングで決める(64)→平川投入〔相馬〕(73)→ゴール前にクロスが上がった際にワシントンが倒されて得たPKをポンテが決める(76)→PA内に進入したポンテが、走り込んでくる達也に出し、達也がシュート(78)→ゴール前の混戦からワシントンがボールを確保し振り向きざまのシュート(83)→永井投入〔ワシントン〕(84)→岡野投入〔暢久〕(87)


08/11 △ リーグ19節 柏レイ 埼玉ス 1:1  2位(-4)

 暑い中、首位との差が開く引き分けで、次節の首位との一戦に勝っても首位に立てなくなってしまった。相手の若い選手が最後まで運動量が衰えなかったのが驚異。
GK都築、DF坪井(R)、闘莉王(C)、阿部(L)、DH啓太(R)、長谷部(L)、SH暢久(R)、相馬(L)、OHポンテ、伸二、FW達也。Sub:山岸、ネネ、堀之内、平川、内舘、永井、岡野。〔ワシントンは帰国中〕
平川投入〔相馬〕(53)→中盤に進出した闘莉王がドリブルで相手最終ラインを破ってシュート(60)→右45度の速いFKをヘディングで流し込まれて失点(69)→永井投入〔長谷部〕(79)


08/15 ○ リーグ20節 ガ大阪 万博陸 1:0  2位(-1)

 首位に勝って勝ち点差を縮めた一戦。相手はホーム連続不敗記録をレッズに並ぶ25という状態で新記録が懸かっていたが、なんとか勝ちきる。小池が初出場でGKと1対1になりながら決めきれず。
GK都築、DF坪井(R)、闘莉王(C)、阿部(L)、DH啓太(R)、長谷部(L)、SH暢久(R)、平川(L)、OHポンテ、FW達也、永井。Sub:山岸、ネネ、堀之内、相馬、内舘、小池、岡野。〔ワシントンは帰国中。伸二は回復待ち〕
左サイドを進んだポンテがPA付近の達也へパスを出してPAへ走り込み、達也はスルー気味に中央にいた永井にパスを出して裏へ走り込もうとし、永井は正面を向いて右足で、目の前のディフェンダーの右外からゴール右斜め上に決める(62)→内舘投入〔ポンテ、その後に長谷部〕(82)→岡野投入〔達也〕(87)→小池投入〔永井〕(89)


08/18 ○ リーグ21節 ヴ甲府 国立競 4:1  首位(+1)

 気持ちの良いつなぐサッカーをしつつ14位に低迷している相手に勝ち、首位が引き分けたために首位に立った。中2日ではあったが、気温が下がったこともあり、集中が途切れないゲームをした。
GK都築、DF坪井(R)、闘莉王(C)、阿部(L)、DH啓太(R)、長谷部(L)、SH暢久(R)、平川(L)、OHポンテ、FW達也、永井。Sub:山岸、ネネ、堀之内、相馬、内舘、小池、岡野。〔ワシントンは帰国中。伸二は回復待ち〕
左サイドから啓太が浮き球のパスを相手最終ライン際にいた達也の裏へ落とし、達也が駆け寄ってシュート(6)→平川が左サイドを突破してゴールライン際から折り返し、ゴール前で待っていた永井が合わせる(39)→パスに反応した達也が裏へ抜け出てゴールライン際まで侵入し、戻したボールをカットされても奪い返したポンテがシュートし、ブロックされて浮いたボールを横の啓太へヘディングでパスし、啓太が高い位置でボレーシュート(42)→相手が、左サイドでポストプレーで浮いたボールをボレーでシュートし、速いボールが微妙に変化して失点(46)→平川からパスを受けた長谷部がシュートし、ブロックされてこぼれたボールを平川が拾って、グラウンダーのパスをゴール前へ通し、走り込んだ達也がスライディングして決めた(62)→岡野投入〔達也〕(69)→内舘投入〔ポンテ〕(81)→小池投入〔永井〕(89)


08/25 ○ リーグ22節 F東京 埼玉ス 3:2  首位(+4)

 先制されたもののひっくり返し、詰め寄られたものの逃げ切った。闘莉王、啓太、阿部、達也は代表の試合から中2日でやや疲れは見せたものの、期待されるレベルの仕事はこなした。
GK都築、DF堀之内(R)、闘莉王(C)、阿部(L)、DH啓太(R)、長谷部(L)、SH暢久(R)、平川(L)、OHポンテ、FW達也、永井。Sub:山岸、ネネ、坪井、伸二、相馬、内舘、小池。〔ワシントンは帰国中〕
サイドを崩されて失点(32)→左サイドを平川が突破してグラウンダーのボールをゴール前に送り処理しようとした相手DFの前に走り出た達也が振り向いてシュート(36)→堀之内が上がっていくが、パスは左サイドの平川に渡り、平川が相手DFの上を越すパスをゴール前に送ってファーから走り込んだ堀之内が身をかがめて頭で後ろへ送ったボールが、ジャンプした相手GKの手をかすめてゴールイン(39)→都築のゴールキックを暢久が頭で前へ送り、受けようとした達也は相手DFと交錯して倒れたが、達也からのパスを受けようとしていたポンテが流れたボールを拾ってGKと1対1になり冷静に右足アウトで右隅に決める(60)→右サイドで与えたFKをゴール前でボレーで合わされて失点(69)→内舘投入〔ポンテ。その後の長谷部の後〕(87)→闘莉王負傷交代〔ネネ〕(89)→伸二投入〔永井〕(89)


08/29 ○ リーグ23節 ヴ神戸 ユニバ 2:1  首位(+4)

 相手にシュートを打たれるも順位に見合った決定力不足で、その意味では順当勝ち。
GK都築、DF坪井(R)、闘莉王(C)、堀之内(L)、DH阿部(R)、長谷部(L)、SH暢久(R)、平川(L)、OHポンテ、FW達也、永井。Sub:山岸、細貝、堤、伸二、相馬、内舘、小池。〔啓太は出場停止。ワシントンは帰国中〕
右サイドから暢久がクロスを上げ、PA付近でポンテがトラップしたボールを拾った達也がシュート(49)→ポンテが蹴った左CKがゴール前で落ちてくるところをファーから飛び込んできた堀之内がダイビング状態でヘッディングして折り返し、ニアの達也がシュート(74)→伸二投入〔ポンテ〕(77)→左サイドからセンタリングされ、ニアでコースを替えられて中央で蹴り込まれて失点(79)→細貝投入〔少し前に傷んだ暢久〕(85)→内舘投入〔永井。3−5−1−1か〕(89)


09/01 × リーグ24節 大宮ア 埼玉H 0:1  首位(+1)

 相手は、デイフェンス時にきれいな等間隔4−4−2のフォーメーションで最終ラインを高く上げ、前線の二人がボールをチェイシングしてくる。逆サイドに振ろうとしてもスペースがない状態でレッズの攻撃が機能しない。今期リーグ戦では初の無得点試合。
GK都築、DF堀之内(R)、闘莉王(C)、阿部(L)、DH啓太(R)、長谷部(L)、SH暢久(R)、相馬(L)、OHポンテ、FW達也、永井。Sub:山岸、坪井、細貝、伸二、平川、内舘、小池。〔ワシントンは帰国中〕
速攻から失点(60)→伸二投入〔長谷部〕(63)→小池投入〔相馬〕(82)


09/15 ○ リーグ25節 サ広島 広島ビ 4:2  首位(+4)

 このところ相性がよい広島との一戦。似た者同士で、ただ個々の選手のレベルが上回っているせいではないかと思う。それ故の勝利。
GK都築、DF坪井(R)、闘莉王(C)、堀之内(L)、DH啓太(R)、長谷部(L)、SH暢久(R)、平川(L)、OHポンテ、FW達也、永井。Sub:山岸、細貝、ネネ、伸二、相馬、内舘、ワシントン。〔阿部は回復中〕
 右サイドで達也がミドルシュート(12)→左サイド、センター寄りのFKをポンテがゴール前へ送り、ファーの堀之内がヘディングで戻したのを長谷部が頭で決める(23)→センター付近から速攻になり、ポンテが右側を駆け上がっていく永井にスルーパスを出し、永井がPA内に侵入してワンタッチでシュート(37)→相手が左サイドのパス交換から素晴らしいミドルシュートを放ち、失点(40)→伸二投入〔ポンテ〕(59)→ワシントン投入〔永井〕(40)→相手のシュートを都築が反応していったん防ぐが、前へ転がっていったボールを再度シュートされて失点(82)→逆襲で3対3となり達也が右側にいたワシントンへ出し、ワシントンが1回切り返してから流し込み、伸二、ワシントン、達也でゆりかごダンス(ワシントンの第2子)(84)→ネネ投入〔闘莉王〕(85)


09/19 ○ ACL準々H 全北現代 埼スタ 2:1

 チャンスを多く作った快勝だが、アウェイゴールが2倍換算される中で、終了間際に失点。
GK都築、DF坪井(R)、闘莉王(C)、阿部(L)、DH啓太(R)、長谷部(L)、SH暢久(R)、平川(L)、OHポンテ、FW達也、永井。Sub:山岸、ネネ、内舘、堀之内、細貝、伸二、岡野。〔ワシントンは出場停止〕
 右サイドから達也がセンタリングし、受けた永井が戻したボールを長谷部がシュート(3)→相手CKをクリアし、右サイドに出た啓太が受けて中央を上がっていた闘莉王に出し、闘莉王が左サイドの達也に出し、達也がドリブルで進んで、PAアーク付近にいた闘莉王とのワンツーで抜け出してGKとの1対1を決める(59)→伸二投入〔ポンテ〕(79)→内舘投入〔達也。1トップ2シャドウになる〕(90)→内舘が守備位置に着く前に相手CKがあり、ゴール前の混戦で失点(89)


09/22 ○ リーグ26節 横浜マ 日産ス 1:0  首位(+6)

 シュート数が相手17に対して10本しか打てない中での勝利。鬼プレスに特徴がある相手だが、気温が高く長続きしなかったし、山瀬がいなかったのも大きい。中2日という状態でよく頑張った勝利。
GK都築、DF坪井(R)、闘莉王(C)、阿部(L)、DH啓太(R)、長谷部(L)、SH暢久(R)、平川(L)、OHポンテ、FW永井、ワシントン。Sub:山岸、ネネ、堀之内、伸二、内舘、達也、岡野。〔相馬は回復中〕
都築のゴールキックを右サイドの暢久がヘディングで前へ送り、拾ったポンテが右サイド奥からセンタリングし、ボールをPA内で受けた永井がほぼフリー状態でシュート(65)→達也投入〔永井〕(74)→相手が2枚目のイエローで10人になる(75)→内舘投入〔啓太〕(84)→伸二投入〔ポンテ〕(87)


09/26 ○ ACL準々A 全北現代 全州ス 2:0 →&A2勝で準決勝へ進出

 H&Aの得失点差が同じ場合にアウェイゴールを2倍するルールの下で、第1戦で2:1となった状況での試合。開始早々に達也が先制ゴールを決めて、楽になり、相手のラフプレーも多くなった。相手を圧倒した4千人のレッズサポが後押しして、ACL海外初勝利。
GK都築、DF坪井(R)、闘莉王(C)、阿部(L)、DH啓太(R)、長谷部(L)、SH暢久(R)、平川(L)、OHポンテ、FW永井、達也。Sub:山岸、加藤、ネネ、内舘、堀之内、細貝、伸二、内舘、岡野、小池、ワシントン。〔相馬は回復中〕
クロスを相手DFがクリアし損ねてポンテの足下へ、ポンテがシュートし、相手GKが弾いたボールを達也が決める(4)→PA内に突進した相手がスライディングした坪井にさわらずに倒れて2枚目のカードで退場となり、相手が10人になる(23)→ワシントン投入〔達也〕(58)→ポンテが左CKを蹴り、相手DFに当たってオウンゴール(66)→伸二投入(75)→内舘投入〔啓太〕(88)


09/30 ○ リーグ27節 ア新潟 埼玉ス 1:0  首位(+6)

 連戦で疲れ切っている選手は相手より出足が遅く、テクニックだけで持ちこたえた試合。ある意味、典型的な負けゲーム。救ったのはポンテ。疲れてインタビューだけで引っ込んだポンテをサポがコールで呼び戻した。
GK都築、DF坪井(R)、闘莉王(C)、阿部(L)、DH啓太(R)、長谷部(L)、SH暢久(R)、平川(L)、OHポンテ、FW永井、ワシントン。Sub:山岸、細貝、ネネ、堀之内、内舘、小池、岡野。〔相馬は回復中。伸二と達也は休養中〕
岡野投入〔永井〕(78)→クロスを相手が胸で落としてくれて、ポンテがダイレクトでシュート(87)


10/03 △ ACL準決A 城南一和 城南市炭川総合運動場 2:2  

 相手が確定してから1週間もない日程のため、平日の韓国は、それでも400人1000人程度。その声援が実った試合。相手は互角の力。果敢なオーバーラップと衰えない運動量は脅威。
GK都築、DF坪井(R)、闘莉王(C)、阿部(L)、DH啓太(R)、長谷部(L)、SH暢久(R)、平川(L)、OHポンテ、FWq達也、ワシントン。Sub:山岸、加藤、ネネ、内舘、堀之内、細貝、永井、小池、岡野。〔相馬、伸二は回復中〕
ハーフウェイライン付近での坪井のトラップミスをさらわれて速攻を受けて失点し、交錯した坪井は足を痛める(11)→右サイドからポンテがふわりとしたボールをゴール前へ送り達也がHS(53)→ロングクロスをPA内で胸トラップしたワシントンが後ろから押し倒されて得たPKをポンテが決める(66)→坪井負傷交代〔堀之内〕(67)→混戦からのシュートを都築が弾いたところを決められて失点(81)→永井投入〔達也〕(82)→暢久負傷交替〔細貝〕(93)


10/07 ○ リーグ28節 大分ト 駒場陸 2:2  首位(+6)

 荒れたピッチでショートパスが繋がりにくく、レッズはロングパスを多用。しかし、ターゲットマンの暢久がピッチ上になく、ゴールキックはことごとく相手ボールになる。相手は、豊富な運動量とポジションチェンジ、そして、ポンテを二人のボランチが受け渡しでマークするという戦術で試合を支配した(シュート数は8本のレッズの倍近い15本)。それでも、フィニッシュの精度の差で勝利。
GK都築、DF阿部(R)、闘莉王(C)、ネネ(L)、DH啓太(R)、長谷部(L)、SH永井(R)、平川(L)、OHポンテ、FW達也、ワシントン。Sub:山岸、坪井、細貝、堀之内、暢久、内舘、岡野。〔相馬、伸二は回復中〕
永井がワン・ツーで右サイドを突破して、グラウンダーのセンタリング、走り込んだワシントンが決める(4)→右サイドからクロスを上げられて走り込んだ相手に決められて失点(60)→右サイドからポンテがクロスを上げ、ボックス内で相手DFを背にして胸トラップしたワシントンが振り向きざまの右足ボレーで決める(68)→内舘投入〔達也。DHを3人にした〕(81)→岡野投入〔ポンテ。OHなしの2トップ〕(89)


10/20 ○ リーグ29節 ジ千葉 フクダ 4:2  首位(+6)

 前半は強いプレスで主導権を握るが、後半は相手の運動量に負けて押し込まれる展開。ワシントンが2点目を取った際に鼻を痛めて出血。
GK都築、DF阿部(R)、闘莉王(C)、ネネ(L)、DH啓太(R)、長谷部(L)、SH暢久(R)、平川(L)、OHポンテ、FW達也、ワシントン。Sub:山岸、坪井、堀之内、相馬、内舘、小池、岡野。〔永井は出場停止。伸二は回復中〕
右サイドで達也が送り込んだボールを長谷部がグラウンダーでゴール前へ、走り込んだワシントンが合わせる(28)→ハーフウェイライン手前で相手のミスパスを啓太がダイレクトでフィード〔巧〕し、フリーで受けたワシントンがトラップして反転してドリブルで前進して右サイドのポンテに出し、ポンテが前進してからがクロスを上げ、ワシントンが走り込んでヘディングシュート→ワシントン負傷交代〔小池〕(HT)→左奥に侵入した長谷部から戻されたポンテがミドルシュート(49)→左サイドから放り込まれ、都築に取らせようとガードしている闘莉王の脇からボールに触られて失点(54)→跳ね返したボールを左側からミドルシュートを打たれて失点(77)→堀之内投入〔ポンテ。フォアリベロ的に最終ラインの前のスペースを埋めた〕(79)→左サイド、スローインのボールを達也が平川に戻し、平川がライン際を駆け上がる長谷部に合わせて浮き球のパス、長谷部がPA内まで侵入し、粘ってゴール前に送り込んだボールを達也が合わせる(89)→ネネ負傷交代〔坪井〕(89)


10/24 △ ACL準決H 城南一和 埼玉ス 2:2 →PK戦(5-3)で決勝進出  

 トラップの正確性、パスの精度など個々人のボールテクニックは相手が上回っていた。浦和は守備力を発揮し、シュート数も19:9と上回ったが、パスミスやドリブルミスもあり、チャンスを決めきれずに引き分けになる。2試合のゴール数4:4、アウェイゴール2倍でも6:6で、PK戦となり、何とか制して日本勢初のACL決勝進出。04年チャンピオンズシップの対マリノス第2戦と同様にデカ旗が北ゴール裏に集結したが、今度は順調で、南側のデカ旗も最初から参加。
GK都築、DF坪井(R)、闘莉王(C)、阿部(L)、DH啓太(R)、長谷部(L)、SH暢久(R)、平川(L)、OHポンテ、FW達也、ワシントン〔鼻骨骨折でフェースガード着用、ヘディング禁止〕。Sub:山岸、ネネ、内舘、堀之内、細貝、相馬、永井、小池、岡野。〔伸二は回復中〕
左からのポンテのクロスをファーのワシントンが腿でトラップして相手を交わして右足シュート(21)→カウンターからPA右側に侵入され、折り返されて失点(56)→ミドルシュートを都築がいったん弾くが蹴り込まれて失点(69)→正面遠くやや右からのポンテのFKを阿部がヘディングで落としたところをボールが着地する直前に又はワンバウンドで、走り込んだ長谷部が体を開きながら左足でボレー(73)→永井投入〔達也〕(82)→闘莉王負傷交代〔堀之内〕(90)→細貝投入〔暢久〕(103)PK戦で先攻の浦和が5人(ポンテ、ワシントン、阿部、永井、平川)決め、相手の2人目が中央に蹴ったボールを都築が弾き、5−3で勝利


10/28 △ リーグ30節 名古屋 埼玉ス 0:0  首位(+7)

 勝ち点差6だった2位が負けた翌日の試合。疲労が出まくった試合を引き分けで終える。試合後のクルヴァは「世界に」で出迎える。
GK都築、DF坪井(R)、堀之内(C)、阿部(L)、DH啓太(R)、長谷部(L)、SH暢久(R)、平川(L)、OHポンテ、FW永井、ワシントン〔鼻骨骨折でフェースガード着用、ヘディング禁止〕。Sub:山岸、細貝、ネネ、相馬、内舘、達也、岡野。〔伸二、闘莉王は回復中〕
暢久が非接触プレーで負傷交代〔永井が回り、その後に達也〕(41)→フェイスガードを投げ捨てたワシントンを交代〔内舘。不満そうなワシントンはそのままロッカールームへ〕(85)


11/07 △ ACL決勝H セパハン フーラド・シャハールスタジアム(イラン)  1:1   

 1600mの高地で空気が薄く、かつ乾燥した気候。でこぼこで硬いフィールド。600人400人のサポが渡ったが、コールリーダーを含む百数十人は航空機の機材不具合で出国できず、そういう環境。そのなかでの引き分け。
GK都築、DF坪井(R)、堀之内(C)、ネネ(L)、DH啓太(R)、長谷部(L)、SH阿部(R)、平川(L)、OHポンテ、FW永井、ワシントン〔鼻骨骨折でフェースガード着用、ヘディング禁止〕。Sub:山岸、加藤、堤、内舘、細貝、相馬、西澤、岡野、達也、小池。〔伸二、闘莉王、暢久は回復中〕
左サイド奥に進出した平川から長谷部に戻し、ポンテに渡して長谷部が裏へ走り込んで、フリー気味になったポンテがミドルシュート(45)→ミドルシュートを弾いたところを拾われて打たれたシュートがバーに当たって正面の相手に渡って失点(47)→達也投入〔永井〕(72)


11/11 △ リーグ31節 川崎フ 等々力 1:1  首位(+5)

 水曜日の試合の後、ドバイ経由で帰国して日曜日の試合。闘莉王は復帰したが試合勘は取り戻せておらず。最後の方でフェイスガードを外していたワシントンの鼻を打撲され、切れたワシントンが自らベンチに退く。イエロー貰って次節出場停止。
GK都築、DF坪井(R)、闘莉王(C)、堀之内(L)、DH啓太(R)、長谷部(L)、SH阿部(R)、平川(L)、OHポンテ、FW永井、ワシントン〔鼻骨骨折でフェースガード着用するも途中で外す〕。Sub:山岸、細貝、ネネ、相馬、内舘、達也、小池。〔伸二、暢久は回復中〕
左サイドで長谷部が切り返しに付いていけず、きれいなクロスを上げられてしまい、ジャンプした闘莉王の上を通っていったボールは、もう一人のDFもクリアできずにファーにいた相手OHの前に落ちてシュートされ、失点(10)→PA内左側を長谷部が縦にドリブルで突破してセンタリングし、これを受けようとしたワシントンが倒されて得たPKをオジェックの指示を無視してワシントンが蹴る(32)→腰痛がひどくなった阿部が交代〔細貝〕(75)→達也投入〔永井〕(87)→フェースガードを外してプレーしていたワシントンが鼻を打撲して激高し、出血しつつ自らベンチへ退場〔内舘〕(89)


11/14 ○ ACL決勝H セパハン 埼玉ス 2:0 →ACL優勝 →アジア代表としてクラブW杯へ   

 体調、足の速さ、全体的なテクニックは相手が上だったが、運の良さで勝った試合。日本のクラブとして初優勝し、さらにポンテが5点(2人)で得点王、永井がMVP、チームはフェアプレー賞も。
GK都築、DF坪井(R)、闘莉王(C)、堀之内(L)、DH啓太(R)、長谷部(L)、SH阿部(R)、平川(L)、OHポンテ、FW永井、ワシントン〔鼻骨骨折でフェースガード着用するも途中で外す〕。Sub:山岸、ネネ、堤、内舘、相馬、岡野、達也、小池。〔伸二、暢久は回復中。細貝はU22日本代表としてベトナム〕
ハーフウェイ付近からのポンテのパスがすぐ前の相手が出した脚に触って大きく跳ね、相手最終ラインDFがクリアし損ねて裏側に出たボールを、ポンテのパスに合わせて裏へ抜け出してから戻ってこようとしていた永井の前に転がり、回り込むようにしてボールを追った永井がPA内の右側からシュートし、反応した相手GKが触って少しコースは変わったもののゴールイン(21)→右CKで、闘莉王が監督の指示を確認してからゴール前へ上がり、ゴール前は左から闘莉王、ワシントン、阿部となって、永井がGK付近に立ち、跳ね返りのボールを拾うために長谷部が相手陣内中央付近に立ち、ほかは残っている3トップに備えるという体制でポンテが蹴ったボールは左サイドに行き、ファーにいた闘莉王が拾い、長谷部とのパス交換の後にゴール前へクロスを入れ、ゴール前のワシントンがDFを背負いながら走り込んで右足でフリーの永井にパスし、永井のシュートを相手GKが弾いて大きく跳ねたボールを右側にいた阿部がジャンプしてHS(70)→内舘投入〔ポンテが下がって、その後の長谷部の後のDH〕(80)→達也投入〔永井〕(85)→岡野投入〔ワシントン〕(89)


11/18 △ リーグ32節 清水エ 埼玉ス 0:0  首位(+4)

 双方に得点の香りが感じられないまま引き分けで終わった試合。永井のワントップでは厳しいか。監督のコメントが印象的。
ホルガー・オジェック監督
 この場をお借りして今日はっきり言わせて頂きたいと思う。ACL決勝のセパハン戦が2試合、川崎フロンターレとの試合があった、我々にとってこの難しい時期に、これだけのパフォーマンスを出せるということは、素晴らしいの一言しか言いようがないと思っている。
 選手たちは、今日の試合、ストレスがあったり痛みがあったり、体が消耗していた中でも、最後の最後まで可能性を限りなく追求していく、そういうパフォーマンスをしてくれた。しかも対戦相手は、清水エスパルスというJリーグの中でもトップクラスのチームだった。彼らは水曜の試合がなかった。体力も十分だったと思う。そこに対して特に後半、あれだけのプレーが出来るということを示してくれた。彼らには最大限の賛辞を贈りたいと思っている。
 特に今日のレッズは、何人かのベテランの選手たち、また今まで試合に出ていた選手たちがいなかった。そんな中でも久しぶりに先発した選手は持っているものをすべて出し尽くしてくれた。また、前半の早い時間に、鈴木啓太選手が負傷交代せざるを得なくなった。彼に与えていた役割は非常に大きなもので、我々の中盤の鍵になっていた部分だった。その難しい役割を途中交代で入った内舘選手がしっかりと埋めてくれた。
 この場をお借りして、サッカーには直接関係ないお話をさせて頂きたいと思う。皆さんご存知の通り、日本代表のオシム監督が重症で入院されている。この場をお借りしてオシム監督が一刻も早く治るように伝えて頂きたい。
長谷川健太監督
エスパルスの選手もアジアチャンピオンになった浦和レッズを倒そうというつもりでこのスタジアムに来たが、立ち上がりは、やはり少し硬かった。相手のアウェイの雰囲気に、わかってはいても威圧されて少し萎縮してしまって、立ち上がりから本来の自分たちのテンポのゲームをさせてもらえなかった。そういう中で前半途中から少しずつ足が動くようになって、何回かゴール前に迫るシーンも作ることが出来たが、最後の場面はレッズがさすがだなという印象を持った。
 90分通してレッズのストロングポイントである守備の部分、最後のゴール前の強さをなんとか打開しなければ我々に勝機はないという思いでプレーをした。あの手この手で試行錯誤しながら、今までの戦い方を振り返って今日のゲームに備えたつもりだった。決定機を最後1回作ることが出来たと思うが、そういうところでも最後のところで体を張ってゴールを割らせなかったという浦和レッズの選手たちのすごさというのを改めて痛感した。
 やはりこういうタフなゲームが出来る、またそういうゲームを乗り越えてアジアのチャンピオンになったという自信が今日のゲームにも、所々で感じられたと思うし、こういうチームを乗り越えて、また追い越していくようなチームがないと、日本サッカーがさらに発展することはないと思う。ぜひレッズにはあと2試合きっちり勝ってもらって、我々はレッズに少しでもまた追いつけるように残り2試合きちんと戦っていきたいし、天皇杯、また来シーズンとさらにトレーニングしていきたいと思っている。

GK都築、DF坪井(R)、闘莉王(C)、ネネ(L)、DH啓太(R)、阿部(L)、SH平川(R)、相馬(L)、OHポンテ、長谷部、FW永井。Sub:山岸、堤、内舘、中村、西澤、小池、岡野。〔ワシントンは出場停止。伸二、暢久、堀之内、達也は回復中。細貝はU22日本代表としてベトナム〕
啓太が負傷交代〔内舘〕(17)


11/24 × リーグ33節 鹿島ア 埼玉ス 0:1  首位(+1)

 勝ち点差4の2位のチームを相手の、残りが1試合だけのゲーム。勝ち点差5の3位チームが引き分けたため、結果的には引き分けても優勝決定だったのだが、相手が10人になって苦しくした。失点についても無得点だったことについても運がなかったとも言える試合。試合後の両チームの監督が歩み寄って握手を交わした際に「あんなジャッジじゃしょうがないねぇ」という感じで身振りを交えて話していたのが印象的。もっとも公式コメントにはそのようなニュアンスはない。相手の監督のコメントには「自分たちのサッカーをやる、貫くことを選手たちにずっと今週言い続けたことではあるし、自信を持って戦えば、このような雰囲気でも試合に勝てるんだということを選手たちがやってくれた。」とある。
GK都築、DF坪井(R)、闘莉王(C)、阿部(L)、DH啓太(R)、長谷部(L)、SH平川(R)、相馬(L)、OHポンテ、FW永井、ワシントン。Sub:山岸、細貝、ネネ、伸二、内舘、西澤、岡野。〔暢久、堀之内、達也は回復中〕
平川が相手CKで頭を負傷して交代〔細貝〕(37)→相手選手が細貝に対するファールが2枚目のイエローとなり退場して相手が10人になる(42)→右サイドをオーバーラップされて突進され、角度のないところから打たれたシュートで失点(66)→伸二投入〔相馬〕(73)→相手がスローインの遅延行為で2枚目のイエローとなり9人に(89)


11/28 × 天皇杯4戦 愛媛F 駒場ス 0:2 →天皇杯初戦敗退 

 今のレッズがポンテのチームであること、愛媛にレンタル中に近藤と大山が進歩していることを確認した試合。監督の発言がすべて。 ホルガー・オジェック監督
これほど悪いゲームというのは、これまでなかった。レッズの選手たちはゲームに入ることが出来なかった。そして、やろうと思っていたことがまったくピッチ上で出来なかった。その結果が敗戦という結果につながった。
愛媛FC 望月一仁監督
レッズは本当に疲れていて、自分たちも今週は連戦で疲れていたが、予想以上にレッズの方が疲れているのではないかと思った。弱いチームとやるときは、ああいった形で受け身になってしまうもので、そういうスキが出たところを突けたらなと思っていた。
 駒場の連勝記録が途切れてしまった敗戦。
GK山岸、DF坪井(R)、闘莉王(C)、ネネ(L)、DH啓太(R)、内舘(L)、SH細貝(R)、相馬(L)、OH長谷部、FW永井、岡野。Sub:加藤、堤、阿部、赤星、中村、西澤、小池。〔暢久、堀之内、達也は回復中。ポンテ、ワシントン、平川、伸二は休養中〕
左サイドから速いクロスを最終ラインの手前に入れられ、ダイレクトでボレーシュートされて失点(65)→失点前から準備していた小池投入〔長谷部〕(66)→阿部投入〔啓太〕(72)→右サイドでパス交換を入れながら突破されて失点(82)


12/01 × リーグ34節 横浜F 日産ス 0:1  2位(-2)

 先行されて後半は4バックとなる。来年のベースになり得る4−2−3−1の布陣。ピンチも数多くあり、都築のお陰で失点1で済んだ。ゴールをこじ開けようとするも運がなかった。
GK都築、DF坪井(R)、阿部(C)、ネネ(L)、DH啓太(R)、長谷部(L)、SH細貝(R)、平川(L)、OHポンテ、FW永井、ワシントン。Sub:山岸、内舘、相馬、伸二、達也、小池、岡野。〔闘莉王は出場停止。暢久、堀之内は回復中〕
右サイドの相手スローインからキングに突破されてクロスを入れられゴール前に飛び込まれて失点(17)→ネネを下げて4バックとし、達也を投入して左ウイングに置き、永井を右ウイングに(HT)→傷んだポンテに替えて伸二投入(72)


12/10 ○ クW杯準々 セパハン トヨタ 3:1  →準決勝へ

 FIFAクラブW杯初出場で初勝利。相手が20度の温度差、中2日の試合で疲れていたこともあるが、GKの差は大きかった。
 久々に良い試合をした背景には、これまで日程が窮屈で、試合の間の練習が疲労回復メニューが中心となっていたのに対し、10日間程度の中断期間中に紅白戦中心のメニューを組んで連携の再確認ができたということが大きいらしい。
GK都築、DF坪井(R)、闘莉王(C)、ネネ(L)、DH啓太(R)、阿部(L)、SH細貝(R)、相馬(L)、OH長谷部、FW永井、ワシントン。Sub:山岸、堤、内舘、暢久、伸二、平川、西澤、岡野、小池。〔ポンテ、達也、堀之内は回復中〕
左奥まで侵入した相馬がグラウンダーのパスをゴール前へ送り、ファーにいた永井が蹴り込む(32)→阿部が最前線のワシントンへパスを通し、受けたワシントンが突進し、GKを交わして狭いところをシュート(54)→伸二投入〔永井。1トップに〕(73)→左からの折り返しをファーの永井が頭で落とし、頭でクリアしようとしてオウンゴール(70)→ロングパスをクリアしようとしつつGKに任せようとスルーしたところへ相手FWが飛び込んできて失点(80)→岡野投入〔長谷部〕(90)


12/13 × クW杯準決 ACミラン 日産ス 0:1  →3位決定戦へ

 あのボカとの試合〔親善試合ではあったが、若手中心の相手チームは、イギリスで良いところを見せ、認めて貰って引き抜かれることを夢見た選手達による真剣モードだった〕以来の本場強豪チームとの真剣勝負。あのときはJ1チームと都道府県リーグくらいの絶望的な力量差(どんなことがあっても勝てるはずがない程度の差)を感じたが、今回はJ1チームと地域リーグの力量差程度(偶然勝つこともあり得ないわけではないと思わせる程度の差)に縮まっていたと思う。この出来であれば、ファーガソンに「明日は2軍に相手させよう」などと言わせないで済みそうだ。もっともあのときは代表クラスがアジアカップで抜けていたという事情はあるのだが、今回はポンテのチームがポンテ抜きで闘うという悪条件に加え、身体能力に優れた両サイドが回復中という事情もあることを勘案すると、レッズの進歩を感じて良いのではないかと思える。それにしても、相手選手のポールが吸い付くようなトラップとパスの速さに力量の差を感じてしまう。
GK都築、DF坪井(R)、闘莉王(C)、ネネ(L)、DH啓太(R)、阿部(L)、SH細貝(R)、相馬(L)、OH長谷部、FW永井、ワシントン。Sub:山岸、堤、内舘、暢久、伸二、平川、西澤、岡野、小池。〔ポンテ、達也、堀之内は回復中〕
ワシントンの枠内シュートを相手GKがジャンピングキャッチした後、ハーフウェイライン右サイドでハイボールを相手と競ったのをファールに採られ、素早いリスタートが右サイドの相手2列目に渡ってドリブルで侵入され、坪井が付いていたものの、中を切ろうとしたところを縦に侵入されてセンタリングされ、ニアに動いた相手FWに釣られて相手2列目を相馬が離してしまい、そのインサイドキックで失点(68)→闘莉王負傷退場〔阿部を最終ラインに下げて、長谷部も下げ、その後に暢久投入〕(76)→平川投入〔相馬〕(81)


12/16 ○ クW杯3位決定戦 エトワール・サヘル 日産ス 2:2  →3位

 ワシントンとネネのラストゲーム。
GK都築、DF坪井(R)、阿部(C)、ネネ(L)、DH啓太(R)、長谷部(L)、SH細貝(R)、相馬(L)、OH暢久、FW永井、ワシントン。Sub:山岸、堤、内舘、堀之内、平川、西澤、岡野、小池。〔ポンテ、達也、闘莉王は回復中〕
縦へ侵入した相手に対する坪井のディフェンスをファウルとされてPKで失点(5)→左側に抜けたボールを相馬が上げてワシントンのヘッド(35)→左側からの永井のFKをワシントンがヘッド(70)→左側をゴールラインまで侵入され、いったん都築が抑えたものの相手にボールを突付き出されて失点→PK戦で相手1人目がポストに当て、相手4人目がセンターの蹴ったのを都築が足で止めて勝利




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