2009


リーグ戦 ディヴィジョン1 →6位
×鹿15○東8△磐8○分6○名4○京2○千1△清2○新2○柏2or1×川2△ガ2△宮2×横4○神4○山4○広2×分2×名3×清4×ガ4×柏7×広7×神9○山7○川7×マ9○千8○新8×宮8○東8○磐4×京6×鹿6

ナビスコカップ(J1カップ戦) →ベスト8止まり
予選リーグ:×広○横△分○新○磐○宮 →予選リーグ1位通過
決勝トーナメント:準々決勝(清:○H×A)→準々決勝敗退

天皇杯 →初戦敗退
×松本山雅→2回戦敗退

☆その他
 


メモ




 2009年は、無冠の2008年の反省にたってのスタートとなった。まず、クラブ会社のサラリーマンが昇進して強化本部長に就任したが、補強がままならなかったという前年の失敗の反省に立ち、外部の血の導入ということで信藤健仁(しんとう かつよし)氏を浦和レッズトップチームの統括責任者として、チームダイレクターに就任させ、フロントのプロ化の第1歩を記した。さらに、同氏が同席の上で就任要請を行ったフォルカー・フィンケを監督に迎えた。この選考過程はバイエルン・ミュンヘンに推薦させた数名の人物の中から、若手育成に定評があるということから絞り込んだ人物と報じられている。  FWに高原(19)、エジミウソン(17)、達也(11)、永井(9)、エスクデロ(15)、原口元気(24)。
 MFにポンテ(10)、梅崎(21)、暢久(6)、平川(14)、三都主(8)、啓太(13)、阿部(22)、西澤代志也(27)、林勇介(32)、高橋峻希(33)、山田直輝(34)。(さらに、永井、細貝も)
 DFに闘莉王(4)、坪井(2)、堀之内(20)、近藤(25)、細貝(3)、堤俊輔(12)、橋本真人(31)、永田拓也、濱田水輝。(さらに、阿部、暢久も)
 GKに都築(23)、山岸(1)、加藤(28)、大谷幸輝(29)。


03/07 × リーグ1節 鹿島ア カシマ 0:2  15位(-3)

 フィンケ監督の初戦は、出だしの攻勢は良いところを見せたものの、セットプレーからの逆襲の帰陣が遅れて2失点。原口の運動量が後半からがっくりと落ち、その影響で平川の運動量も落ちた。
GK都築、DF細貝、坪井、闘莉王、平川、DH啓太、阿部、OMFポンテ(R)、原口(L)、FW達也、高原。Sub:山岸、堀之内、暢久、林、直輝、セルヒオ、エジミウソン。〔アレックス、梅崎は回復中〕
セットプレーから相手GKから前線へのフィードが通り、平川が抜かれる形で左サイドからセンタリングされ、合わされて失点〔ゴール前は相手の方が多かった〕(22)→セットプレーからの逆襲でほぼフリーな状態でミドルシュートを許して失点(51)→暢久〔平川〕、エジミウソン投入〔原口〕(57)→セルヒオ投入〔高原。エジミウソンのワントップ状態になる。〕(75)


03/14 ○ リーグ2節 F東京 埼玉ス 3:1  8位(-3)

 フィンケ・レッズ公式戦初勝利。ポンテ1得点2アシスト。直輝初アシスト。ムービングフットボールを標榜する相手監督のコメント「内容は個々のプレーについて、いろいろありますが、トータルで見たときにボールを回されて翻弄されたという印象はあります。ボールを奪ったときに今度は自分たちがしっかりボールを保持しなければいけないところでもすぐ奪われてしまいました。」 
GK都築、DF暢久、坪井、闘莉王、細貝、DH啓太、阿部、OMF原口(R)、ポンテ(L)、FW達也、エジミウソン。Sub:山岸、堀之内、平川、林、直輝、セルヒオ、高原。〔アレックス、梅崎は回復中〕
ポンテが蹴った低めの右CKを阿部がダイレクトで合わせる(4)→左サイドで追い抜いた相手に付いていけずにセンタリングされ、坪井の体に当たってOG(13)→左サイドからポンテがセンタリングしてエジミウソンが合わせる(48)→高原投入〔左OHとなっていた原口の後にエジミウソンが移動した後に〕(57)→直輝投入〔投入前にフィンケ監督から指示を受けていたが、分からずモラス・コーチに確認。4−2−3−1のトップ下の位置に入った感じ。守備のタスクとしてDHがサイドと最終ラインに行った後のスペースを埋めることかと思われる。〕(78)→左サイドでオーパラップした坪井がPAアーク付近に折り返したところにいた直輝にパスし、直輝はポンテが来るのを待ってパスし、ポンテは一回切り返してシュート(83)→堀之内投入〔エジミウソン。4−3−2−1の3の真ん中にはいる。〕(86)
堀之内投入に関するフィンケの説明
(堀之内選手を投入した狙いは?)
「この件に関しては正直にお話ししたいと思います。チームの中には必ずとてもいい選手、そして大切な選手がいます。堀之内もそのような選手の一人です。彼の場合、トレーニングでの姿勢、チームの中での振る舞いをなど考えますと、本当に素晴らしい姿勢を持ったプロの選手だと思います。残念ながらいくつかのケガなどがありまして、当初、すべてのトレーニングに参加することができていなかったわけですけれども、非常に貴重な選手であることには変わりがありません。ご存じのように私たちは今シーズンから4-4-2のシステムになっています。
そして昨年のように3人のDFがピッチに立つわけではありません。そういう意味では3人のDFによって守備を固める形ではありませんので、ディフェンスのポジションが1つ減ったように思えるかもしれません。堀之内は非常に大切な、チームの中でも非常に認められている存在だと思いますし、彼にも定期的にこのような短い時間であろうとピッチに送り出すことによって彼のボール感覚、そして試合勘を失わないようにしたいと思っています」


03/21 △ リーグ3節 ジ磐田 エコパ 1:1  8位(-3)

 開幕2連敗で計10失点の相手だったが、チャンスを決めることができないまま先制され、追い付くのがやっと。フィンケ監督談「たくさんのゴールチャンスを作って、これは私の見方ですが、チャンスは、8対3ぐらいで我々の方が上回っていました。ゲームの流れからみれば、さらに多くのゴールを生み出すことができたと思います。」。
GK都築、DF暢久、坪井、闘莉王、細貝、DH啓太、阿部、OMF高原(R)、ポンテ(C)、達也(L)、FWエジミウソン。Sub:山岸、堀之内、直輝、西澤、平川、セルヒオ、原口〔風邪〕。〔アレックス、梅崎、近藤、林は回復中〕
右サイドで相手が後ろ向きのヘディングでそらしたボールを3人が一瞬お見合い状態となり、坪井が慌てて寄せるが、一瞬早く抜け出した相手にGKとの1対1を決められてしまい失点(32)→セルヒオ投入〔達也〕(63)→ポンテの右サイドからのクロスが反対側まで抜けてしまい、追い付いた闘莉王が戻したボールを細貝がダイレクトで1トラップしてからクロスボールを上げて、相手GKがパンチングする前にエジミウソンがヘディングシュート(68)


03/25 × N杯予選1 サ広島 広島ビ 0:1  暫定6/7位(-3)

 直輝がセントラルミッドフィールダーとして欠かせない存在であることを示した記念すべき一戦。ミスもあったものの、驚異的な運動量とサッカーセンスを示す。
GK山岸、DF暢久、坪井、堀之内、平川、DH啓太、直輝、OMF高原(R)、ポンテ(C)、原口(L)、FWエジミウソン。Sub:加藤、濱田、赤星、西澤、林、アレックス、セルヒオ。〔都築、闘莉王、阿部、達也は代表招集。梅崎、近藤、細貝は回復中〕
ロングフィードを裏に出され、抜け出されて山なりのミドルシュートをダイレクトで打たれて失点(27)→赤星投入〔啓太〕(61)→西澤投入〔高原。右SBとし、暢久を左OH、原口を右OH〕(70)→セルヒオ投入〔エスクデロ〕(79)


03/29 ○ N杯予選2 横浜M 日産ス 1:0  暫定3/7位(-1)

 山岸のスーパーセーブ連続で久し振りの無失点試合。直輝が走り回って存在感を示す。試合後のフィンケ評
(若手がいい活躍をすることが、中堅の選手に非常に刺激を与えているのではないかと思うがそれについては?)
「私がいつも若い選手に教えていることは、『年上の選手たちより、年下の選手たちの方がピッチの上で走らなければならない』ということです。やはり運動量ということはとても大切だと思っています。そしてこの運動量があれば選手たちもだんだんと伸びていくでしょう。
そして今、年下の選手たちが成長していって、経験を積んでいけば、自分より若い選手がまたこのチームに入って来て、彼らに対して『自分より走れ』ということができるようになっていくことでしょう。このチームの現状については、そのような若手の選手の『走り』という形でのサポートをとても必要としている年上の数人の選手がいることです。しかし彼らは非常に優れた戦術眼を持っていますし、ボール扱いに関してサポートはいりません。試合の流れ、テンポ、それからスピード、運動量、そのようなことに関して、年下の選手たちのサポートが必要になっているわけです。ですから彼らはこのようなプレーを見せることによって、チームに貢献してくれればなと思います。
そして年下の若い選手たちにとっての幸運というのは、彼らがまだミスを犯してもいいということです。年上の選手になってミスが多くなってしまうとこれは問題になるわけですが、年下の選手がミスを犯してもまだ許されるところがあります。もちろんこのミスの数が増えてはいけません。そしてさまざまな経験を積んでいくことによって、若手の選手たちがピッチ上で犯すミスを減らすことができれば、彼らが本当の意味で才能を持った選手であることを証明できるだろうと思います」

GK山岸、DF暢久、坪井、堀之内、平川、DH啓太、阿部、OMFポンテ(R)、直輝(C)、原口(L)、FW高原。Sub:加藤、濱田、赤星、西澤、林、アレックス、セルヒオ。〔都築、闘莉王、阿部、達也は前日まで代表招集。梅崎、近藤、細貝、エジミウソンは回復中〕
 ルーズになって競ったボールが相手DFラインの裏に出て、走り込んだ原口が突破してPA内に侵入し、相手GKに脚を触られてPKを得て、ポンテが決める(40)→西澤投入〔ポンテ〕(63)→セルヒオ投入〔原口〕(76)→濱田投入〔直輝outで、4−3−2−1とし、3の左に入る。センターは阿部、右は啓太〕(86)


04/04 ○ リーグ4節 大分ト 埼玉ス 1:0  6位(-3)

 三都主が復帰。直輝フル出場で足が攣っても走り続ける。試合後にフィンケは「そしてこの若い選手を、日本代表に入るべきだというように煽ってほしくないのですが、山田直輝は非常にいいプレーをしたと思います。非常にレベルの高い中で、そして非常に多くのレベルの高い選手に囲まれながらも、山田直輝は非常にいいプレーをしました。彼は運動量が豊富で、技術的にも優れています。コンビネーションサッカーをするのには最適な選手だと言えると思います。」と語った。
GK都築、DF暢久、坪井、闘莉王、三都主、DH啓太、阿部、OMFポンテ(R)、直輝(C)、達也(L)、FWエジミウソン。Sub:山岸、堀之内、平川、西澤、セルヒオ、原口、高原。〔梅崎、細貝、林は回復中〕
右サイドからボールを受けたポンテが、直輝とのワン・ツーを入れて左側へボールを運び、左サイドへ走り込んだ三都主にパスし、三都主がゴール前にクロスを放り込み、ニアに走り込んだ達也の後ろを抜けたボールがファーへ走り込んだエジミウソンと直輝に届く前にカットしようと足を出した相手のアシに当たってオウンゴール(42)→前半で頭にダメージを受けていた闘莉王を交代させて阿部をCBとし、直輝をCMFとし、ポンテを2列目センターとし、その後に高原を入れる(61)→中盤の空中戦が弱くなったため達也を交代させてCMFを3枚とし、センターに堀之内を入れ、ポンテの前にエジと高原の2トップ(76)→エジに替えて原口を投入し、高原1トップの4−3−2−1とする(80)


04/12 ○ リーグ5節 名古屋 豊田ス 1:0  4位(-2)

 元気がプロ入り初ゴール。前半は、ACLのために中2日・中4日と連戦の相手を押し込んでゲームを支配するも得点は1点にとどまった。後半は盛り返されて互角の勝負になったが、主審が守備側重視の笛を吹き、ボールがないところでのファウルも見抜けず、大味な試合となる。達也は前半途中で交代し、ボールが芯に当たらない不調のためと思えたが、監督は試合後のインタビューで肉離れと説明。試合後のフィンケ談で印象的な箇所は、次の下り。「サッカーを愛する人間ならば、今日のピッチで見ることができたプレーに感激を覚えたのではないでしょうか。すでに33歳の山田(暢久)が非常に喜んで、笑顔で、私たちの目指すサッカーをピッチで表現している、そしてその隣で、18歳の山田(直輝)が同じようなプレーを見せています。その山田直輝がまるで200試合も公式戦に出ているように、とても落ち着いてボールをさばくことができています。このようにさまざまな選手がそれぞれの個性を見せながらチームとして機能している、この事実というのはサッカーを愛する人に対して、大きな感激を与えるものではないでしょうか。」
GK都築、DF暢久、坪井、闘莉王、三都主、DH啓太、阿部、OMFポンテ(R)、直輝(C)、達也(L)、FWエジミウソン。Sub:山岸、堀之内、平川、細貝、セルヒオ、原口、高原。〔梅崎、堤は回復中〕
達也が肉離れの懸念で交代〔原口〕(22)→左サイドからポンテがクロスを上げ、ファーで呼んでいた闘莉王がヘッドで折り返し、走り込んだエジミウソンが外へ持ち出し、原口が振り抜いて左上隅に決める(43)→相手が左サイドを攻撃していたためか、また、2試合続けての90分は体に応えると考えて大事を取ってか三都主を下げて細貝を投入(54)→相手と罵り合ってイエローを貰い、興奮しているポンテを下げて高原を投入(84)
試合後のフィンケ
(田中達也選手の交代については?)
「スタジアムにいらっしゃった方は全員、ご覧になったと思いますが、田中達也はチームの守備のために非常に長い距離をスプリントで走ったわけです。そのときに筋肉に違和感を覚えたということで、実際に私たちもそのことをベンチから見ていましたし、本人も私たちに対して違和感があるので交代した方がいいのではないかということを言ってきました。ですから、私は彼を交代させました。早い時間帯だったかもしれませんが、やはりチームのことを考えて彼が自ら交代を申し出たことに関して、その素晴らしい姿勢が見えたのではないかと思います」


04/18 ○ リーグ6節 京都サ 埼玉ス 1:0  2位(-0)

 2点目が入らなかったが、試合を支配しての妥当な勝利。印象に残ったのは、後半73分に直輝が3人に囲まれても脱出して味方にパスしたシーンと、試合後のインタビューを受けた後のエジミウソンが、場内を1周してスタンドへ挨拶するようにと通訳に促された際に示した、やっぱりやらなきゃ駄目かとがっかりした感情が出てしまった疲れ切った表情。
GK都築、DF暢久、坪井、闘莉王、細貝、DH啓太、阿部、OMFポンテ(R)、直輝(C)、原口(L)、FWエジミウソン。Sub:山岸、堀之内、西澤、三都主、林、セルヒオ、高原。〔梅崎、堤、達也、平川は回復中〕
相手が浅いラインを強いており、ハーフウェイラインで横へドリブルしていたポンテが、事前の二人の了解で相手最終ラインの裏へ抜け出ようとしたエジミウソンへ絶好のパスを送り、エジミウソンが相手GKがボールに触る前に触ってループシュート(7)→たびたびのシュートを決めきれなかった原口を下げて高原を投入〔原口の自分を責める表情が印象的〕(58)→たびたびの接触プレーで傷み、走り回って疲弊していた阿部を堀之内へ交代〔81分にイエローを貰っていたことも一因か〕(86)→セルヒオ投入〔ポンテ〕(89)
 試合後に原口の交代理由を聞かれたフィンケの答
(後半早い時間で原口元気を交代させた理由は?)
「このような若い選手の成長のためには、私たちの方でもしっかりと彼をどのくらいピッチに立たせるのかを考えて送り出すことが必要だと思っています。私は若手の選手の成長に関してはたくさんの経験を積んできましたし、今までの経験上、私から言えることは、毎回毎回このような若い選手が90分ピッチに立つ必要はないということです。状況を見て、試合の流れを見て、そして彼のプレーを見て、彼がどのくらいの時間ピッチに立つべきなのか、これは私たちが責任を持って決めていかなくてはいけません。
(原口)元気に関しては、今日の試合の中でも2回、3回と素晴らしい得点チャンスを作り出していたと思います。しかし、これはサッカーでよくあることですが、メンタル的になかなか得点を決められない、そのような状況では、選手はさらに何とか得点を取りたいと思うようになるものなのです。この意志が強くなればなるほど、ピッチ上ではなかなかチャンスを得点に結びつけることができなくなることがあるわけです。やはり選手が、頭の中で『何があっても自分は得点を決めなくてはいけない』と思うような状態ではなくて、自然な形でしっかりとゲームに入って、チームの一部として動いている、そうすれば自然にゴールを決めることができます。これがサッカーです。ですから、今日のような状態ですと、私は彼を交代させて、そしてまた次の試合に彼にピッチに立ってもらって、そして得点チャンスを作り出す機会を与えようと思っています。
もしかしたら皆さんは、『フィンケ監督は変わった人だ』と思うかも知れません。しかし、私から一つ言えることは、エジミウソンは今季たくさんの得点を奪うかも知れません。しかしそれは、彼が私が見た彼の昨年のプレーより、しっかりとした守備をやっているからです。やはりしっかりと守備をこなすことで自然にスペースが生まれます。そしてそれぞれのFWも得点チャンスを得点に結び付けるようになるわけです。ですからこれは私がさまざまな場所で話してきたことですし、もしかしたら小さな秘密かもしれませんが、大切なのは、FWがしっかりと守備をこなすことです。守備をしっかりとこなしてチームのために動けば、自然と得点チャンスが生まれてゴールを決めることができるようになります」


04/25 ○ リーグ7節 ジ千葉 福田ア 1:0  首位(+2)

 雨中での試合。パスミスが多く、ミスで危険な状況が出来、危険な状況がミスで解消される試合。前半は相手が研究し尽くした感じで、レッズが縦に入れるボールをカットするためにレッズ最終ラインにプレッシャーを掛け、ショートカウンターを掛けるが、レッズもその逆カウンターをねらって膠着する。後半になるとレッズの意図が通るようになり(理由は不明)、レッズが押し切る。
GK都築、DF暢久、坪井、闘莉王、細貝、DH啓太、阿部、OMFポンテ(R)、直輝(C)、原口(L)、FWエジミウソン。Sub:山岸、堀之内、西澤、三都主、高橋、セルヒオ、高原。〔梅崎、堤、達也、平川は回復中〕
左サイドで直輝がオーバーラップを2回してフリーになってクロスを上げ、ファーサイドでエジミウソンがヘディングシュートをたたき込む(58)→セルヒオ投入〔原口〕(76)→高原投入〔ポンテ〕(86)→堀之内投入〔直輝〕(89)


04/29 △ リーグ8節 清水エ エコパ 2:2  2位(-0)

 中3日の疲労感が漂う試合。特にこれまで豊富な運動量を誇っていた若手に疲労感が出ていた。原口のミスキックが多いと感じる試合。直輝が初ゴールを冷静に計算どおりの位置に決める。
GK都築、DF暢久、坪井、闘莉王、細貝、DH啓太、阿部、OMFポンテ(R)、直輝(C)、原口(L)、FWエジミウソン。Sub:山岸、堀之内、濱田、西澤、三都主、セルヒオ、高原。〔梅崎、堤、達也、平川は回復中。ローテーション若手枠(以下、下線で表記)を監督が明言した後の試合〕
PA内サイド寄りで縦に抜かれそうになった闘莉王が足を出してPKを与えて失点(17)→正面やや左寄りで阿部が左奥のエジミウソンにパスして縦へ侵入し、リターンを貰ってシュート、相手GKの脚に当たって右サイドにこぼれたボールをポンテがシュート(35)→右サイドから闘莉王が内側のポンテにパスし、詰めた相手に競り勝ったポンテがPA左側にパスし、受けた直輝が相手DFの正対をものともせずに、右足でカーブを掛けてファーのサイドネットを揺らすシュート(74)→セルヒオ投入〔原口〕(78)→直輝に替えて空中戦要員として堀之内投入(80)→いったん追い出したボールを左サイドで拾われ、ダイレクトで上げられたクロスをファーサイドの相手選手にダイレクトでシュートされて失点(86)


05/02 ○ リーグ9節 ア新潟 埼スタ 1:0  2位(-0)

 攻撃の要の選手が退場になって10人になった相手を攻めあぐねたが、ロスタイムにCKをヘディングで決めて勝利を得た。フィンケ曰く「レッズを率いるようになってから、今日は最も難しい試合だったと思います。」という試合。
GK都築、DF暢久、坪井、闘莉王、細貝、DH啓太、阿部、OMFポンテ(R)、直輝(C)、原口(L)、FWエジミウソン。Sub:山岸、堀之内、濱田、西澤、三都主、セルヒオ、高原。〔梅崎、堤、達也、平川は回復中〕
高原投入〔原口〕(54)→2枚目のイエローで相手が10人になる(61)→三都主投入〔直輝(イエローを1枚貰っていたのでリスクコントロールで交代とフィンケは説明)〕(70)→ポンテが蹴った右CKを、マーカーを坪井が潰してフリー状態になった闘莉王がHS(89)


05/05 ○ リーグ10節 柏レイ 国立競 3:2  2位(-0)or首位(+2or3)〔確定は7/1〕

 雨中の試合。ボールコントロールが効きにくい状態でコンビネーションサッカーに取り組んだが、結果的に得点はセットプレーから。それでも、シュート数は相手の6本を大きく上回る20本。
GK都築、DF暢久、坪井、闘莉王、細貝、DH啓太、阿部、OMFポンテ(R)、直輝(C)、原口(L)、FWエジミウソン。Sub:山岸、堀之内、高橋、西澤、三都主、セルヒオ、高原。〔梅崎、堤、達也、平川は回復中〕
ポンテの左CKをニアで闘莉王がヘディングし、ファーに流れたところをエジミウソンが腹で押し込む(11)→左サイドから早いセンタリングを上げられ、ニアに飛び込んでのHSが決まってしまい失点(24)→相手FKをファーの坪井が体でブロックし、転がったボールが相手選手に転がってシュートされて失点(38)→高原投入〔原口OUTで2トップで4−2−2−2〕(HT)→セルヒオ投入〔直輝〕(68)→ポンテの左CKがエジミウソンと競っていた相手選手に当たってOGで得点(84)→自陣FKからつないで攻め込み、右サイドに縦に侵入したエジミウソンが切り返してシュートし、相手GKが弾いたボールを相手選手がクリアし、そのボールがすぐ近くにいたセルヒオに当たってゴールイン(87)→堀之内投入〔ポンテOUTで3ボランチになり、4−3−2−1〕(89)


05/10 × リーグ11節 川崎フ 埼スタ 2:3  2位(-0or-1or-3)

 ポンテが不在でコンビネーションサッカーの未熟さが露呈した試合。相手が動いた後にパスが届くシーンが頻出という意味でも未熟であったし、その本質である運動量が熱い所為もあって確保できなかったという意味でも未熟。その中で、相手の速攻に敗れる。同点にされた後にフィンケが直輝を呼び、指示を与えた。その後の動きからすると、闘莉王に上がって良いという許可を与えた模様。闘莉王が上がった後は阿部が最終ラインに入っていたが、失点シーンでは闘莉王が戻ってきていた。
GK都築、DF暢久、坪井、闘莉王、細貝、DH啓太、阿部、OMFセルヒオ(R)、直輝(C)、原口(L)、FWエジミウソン。Sub:山岸、堀之内、高橋、西澤、三都主、赤星、高原。〔梅崎、堤、達也、平川、ポンテは回復中〕
セルヒオが蹴った左CKが相手ゴール前で鋭く落ち、エジミウソンが倒れ込みながらヘディングシュート(31)→PAでワンツーで抜け出され失点(57)→既に露骨なファウルでイエローを貰っていた原口が再度露骨なファウルをしたのを見て高原に交替(58)→足をつったセルヒオを下げて高橋峻希(63)→左CKを蹴った直後に峻希がスローインしたボールがPA内の高原に届き、パスを受けた阿部がそらしたボールを闘莉王が左足で決める(64)→PA内で闘莉王が出した脚がPKとなって失点(73)→相手PA近くでショートパスをつなごうとしてカットされ、逆襲を受けて戻り遅れて失点(76)→運動量が落ちた直輝を下げてその位置に三都主(86)→2枚目のイエローで相手が10人になる(89)


05/16 △ リーグ12節 ガ大阪 埼スタ 0:0  2位(-2or-3or-5)

 3位に位置するパスサッカーの先達との試合。白熱した試合になり、シュート数では相手の5本に対してレッズは10本と押していた。直輝が通算4枚目のイエローで次節のダービーは出場停止。
GK都築、DF暢久、坪井、闘莉王、細貝、DH啓太、阿部、OMFセルヒオ(R)、直輝(C)、原口(L)、FWエジミウソン。Sub:山岸、堀之内、高橋、西澤、三都主、赤星、高原。〔梅崎、堤、達也、平川、ポンテは回復中〕
疲れの見えたセルヒオに替えて高原(75)→運動量が落ちた原口に替えて峻希(79)


05/20 △ N杯予選3 大分ト 九石ド 1:1  暫定3位(-3)

 リーグ戦で9連敗しているチームとの試合。テレビ中継が無いが、観戦した人達のブログによれば、前半20分過ぎから前半終了までの時間を除いて良いところのない試合だった様子。エルゴラッソのマッチレポートでは「浦和は、山田直樹が一人気を吐いて同点としたが、後半は彼の運動量低下とともに、チームの勢いも尻すぼみになってしまった。」〔飯倉洋介〕とのこと。
GK山岸、DF西澤、坪井、堀之内、細貝、DH啓太、阿部、OMFセルヒオ(R)、直輝(C)、原口(L)、FWエジミウソン。Sub:都築、濱田高橋、三都主、赤星、高原。〔梅崎、堤、達也、平川、ポンテ、闘莉王、暢久は回復中〕
坪井がGKへ回したボールを追い掛けてきた相手選手が先に触って失点(36)→西澤が相手DF裏のスペースへ出したパスを受けた直輝が決める(41)→高原投入〔セルヒオ〕(HT)→三都主投入〔細貝〕(64)→峻希投入〔原口〕(81)


05/24 △ リーグ13節 大宮ア 埼スタ(Away) 1:1  2位(-4or-5or-7)

 直輝抜きでは、全体の運動量不足が露呈することを証明した試合。むしろ、改革中にしては望外の順位が直輝によるものだったことを証明した試合。それでも昨年からの変化はしっかりと出ていた。例えば、攻撃時に相手PA付近に侵入している選手の数。得点は、その成果とも言える。
GK都築、DF暢久、坪井、闘莉王、細貝、DH啓太、阿部、OMFセルヒオ(R)、高原(C)、原口(L)、FWエジミウソン。Sub:山岸、濱田、西澤、高橋赤星、三都主。〔直輝は出場停止。梅崎、堤、達也、平川、ポンテ、堀之内は回復中〕
相手に速攻され、右サイドからセンタリングされたボールを阻止しようと坪井が出した脚に当たったボールがゴールインして失点(8)→接触なしに闘莉王が太股裏の痛みを訴えて三都主に交替〔左SBに入り、細貝がDH、阿部がCB〕(20)→相手ゴール前の混戦から戻したボールを細貝がシュート(35)→高橋投入〔セルヒオ〕(73)→林投入〔原口〕(80)


05/30 ○ N杯予選4 ア新潟 埼スタ 2:0  暫定首位(+0)

 相手は代表に一人しか獲られていないリーグ3位、こちらは代表で4人、出場停止で1人、故障で7人を欠く状態だったが、CBを務めた暢久の奮闘もあり勝利。峻希が地力を出してきた印象有り。右SBの西澤は守備が懸念されたが、啓太、峻希のサポートも的確で3トップを相手に危なげなかった。峻希は左に回ったときに、三都主から指導を受けていた。西澤交代の後に右SBを務めた峻希も破綻無し。2点目によって、相手PA内に多数が侵入する今のサッカーでは、PA内でのコンビネーションで得点できることを示した。
GK山岸、DF西澤、暢久、坪井、三都主、DH啓太、細貝、OMF高橋(R)、高原(C)、セルヒオ(L)、FWエジミウソン。Sub:大谷、濱田橋本野田永田赤星。〔都築、闘莉王、阿部、直輝は日本代表。堀之内は出場停止。梅崎、堤、達也、平川、ポンテ、近藤、原口(U18合宿中に故障)は回復中〕
自陣で相手パスをカットして相手陣内に攻め入ったが、相手にボールを奪われたものの、その直後のパスを相手FW(3トップのレッズ右サイド)が受けた瞬間に、マークしていた西澤がトラップボールを奪い、前戦にいた細貝に預けて戻しをフリーで貰って左足でシュート(28)→相手PA内でセルヒオが戻したボールを走り込んだ高原がシュートし、相手に当たって高く上がったボールをセルヒオが確保して細貝に渡し、細貝が縦に侵入してからセルヒオに戻してシュートしたボールが相手に当たってコースが変わり、相手GKが反応できずにゴール(56)→西澤が背中から落ちて交代し濱田が入って4−3−2−1の右DHに入る(61)→林投入〔セルヒオ〕(75)→赤星投入〔エジミウソン。ワントップに高原〕(88)


06/03 ○ N杯予選5 ジ磐田 駒場ス 1:0  暫定首位→3位(-1)〔首位は最終節の試合無し〕

 相手も韓国代表一人、日本代表一人を取られての試合。フィンケの言葉を借りれば「試合開始から60分間は非常にいい試合をしたと思いますし、私たちの方が相手チームを上回った形で、とてもいい試合をしていたと思います。しかし、だんだんと、これは若手の選手にはよくあることなのですが、集中力が切れはじめて、いくつかのミスが出てくるようになってきました。しかし、私たちのゴールキーパーである山岸範宏がとても素晴らしいプレーを見せましたし、両方のセンターバックである山田暢久と坪井慶介もとても素晴らしいプレーをして、他の若手の選手たちがミスを犯したとしても、この2人のセンターバックの選手が非常によくカバーをしてくれていたと思います。」という試合。
GK山岸、DF西澤、暢久、坪井、三都主、DH啓太、細貝、OMF高橋(R)、高原(C)、セルヒオ(L)、FWエジミウソン。Sub:加藤、濱田橋本野田永田赤星。〔都築、闘莉王、阿部、直輝は日本代表。堀之内は出場停止。梅崎、堤、達也、平川、ポンテ、近藤、原口は回復中〕
三都主が通常プレイで右太股裏に痛みが出て交代〔永田〕(8)→相手陣内に攻め込み、左サイドから中央にドリブルしたセルヒオが奪われそうになったボールに触り、細貝が続いて触り、エジミウソンが脚を伸ばして左側へロビングを上げ、走り込んだ高原がシュート(25)→疲れの見えるセルヒオを交代〔濱田〕(72)→疲れの見える西澤を交代〔高橋をSBとし、その後に赤星〕(85)


06/13 ○ N杯予選7 大宮ア 埼スタ 6:2  1位

 最近2試合で10失点しているチーム相手とはいえ、相手PA内での連携からの得点の形が見えてきた試合。代表に呼ばれていたときに右臀部肉離れで離脱した直輝が50〜60分程度限定で先発出場し、チームにとって必要な選手であることを立証。暑い日の暢久の集中力低下が確認できた試合。
GK山岸、DF西澤、暢久、坪井、永田、DH啓太、細貝、OMF高原(R)、直輝(C)、原口(L)、FWエジミウソン。Sub:大谷、濱田、堀之内、赤星高橋、セルヒオ。〔都築、闘莉王、阿部は日本代表。梅崎、堤、達也、平川、ポンテ、近藤、三都主は回復中〕
相手CKからの逆襲をいったんスピードダウンし、左からエジミウソンが相手のファウルを受けながら中央へパスし、走り込んだ細貝がダイレクトでセンターに張っていた原口にパスして走り込むも相手にブロックされたが、原口は戻さずに振り向こうとして先へ送り受けると見せかけてスルーし、受けた直輝(原口はノータッチと認定したためにオフサイドにならなかった。)がGKをフェイントと切り返しで交わしてからシュート(38)→PAすぐ外左側から細貝がファーサイドへ小クロスを上げ、相手PA内でゴールライン際のボールに向かった高原を後ろから押した相手選手が2枚目のイエローで退場になり、相手は10人に。そのPKをエジミウソンが決める(52)→高い位置で相手ボールを奪い、速攻からエジミウソンが倒れながら左側に出し、走り込んだ高原が右足アウトサイドでシュート(52)→直輝が予定の交代〔峻希が右OMFに入り、高原がセンターに回る〕(56)→相手陣内で一度失ったボールを挟んで奪い返し、相手と対峙していた細貝を永田がオーバーラップしてフリーでボールを受け、ゴールライン際からPA内に侵入した永田が戻したボールをエジミウソンがダイレクトでシュート(57)→左サイドの相手スローインからのボールを囲んで奪い、フリーの暢久へ渡すが、暢久がコントロールし損ねて転がったボールを相手に拾われ、縦に侵入されてからセンターへ戻され、走り込んだ相手選手にフリーでダイレクトシュートされて失点(65)→セルヒオ投入〔当初は原口と交代しようとしていたが、傷んだ様子の西澤がアウトになり、右SBに峻希が下がって、その後に入る〕(68)→攻め込まれて山岸が相手選手と交錯する中、逆襲速攻し、3対2の状態で、セルヒオが左サイドに余った出したボールを受けた原口にパスし、原口が切り返しを入れてから、右足で回転を掛けてファーサイドに決める(71)→堀之内投入〔細貝〕(78)→左よりの相手FKを早いリスタートされ、センタリングされたボールをクリアするが相手へのパスになり、いったん山岸が相手のシュートを弾いたものの、ポストの跳ね返りをダイレクトで打たれて失点(83)→脚が傷んだ暢久を気遣ってか、暢久と堀之内がポジションを交代する→右サイドで密集してパス交換の繰り返し、抜け出したセルヒオにボールが出て、ゴールライン際から侵入したセルヒオの折り返しを暢久が決める。


06/21 × リーグ14節 横浜マ 日産ス 0:2  4位(-7or-8or-10)

 芝が雨を含み、走る箇所と止まる箇所があるため、グラウンダーのパスを多用するチームにとっては難しいコンディションだった。受け手が取れないパスで相手にわたるシーン、パススピードが足りずに相手にカットされるシーンが続出。さらに、湿気と暑さで前半30分でガス欠状態になる。日本の湿気と暑さで、運動量とパスによるポゼッションサッカーが可能なのか、答は選手の年齢に掛かっている幹事がする。
GK都築、DF暢久、坪井、闘莉王、細貝、DH啓太、阿部、OMF高原(R)、直輝(C)、原口(L)、FWエジミウソン。Sub:山岸、濱田永田赤星高橋、西澤、セルヒオ。〔梅崎、堤、達也、平川、ポンテ、近藤、三都主、堀之内は回復中〕
失点(59)→失点(65)→坪井故障交代〔峻希〕・セルヒオ〔原口〕投入(67)→啓太故障交代〔濱田〕(89)


06/27 ○ リーグ15節 ヴ神戸 駒場ス 2:0  4位(-7or-8or-10)

 久々のリーグ戦勝利(直近4試合で2分け2敗)。前節から最終ラインを5mほど高くし、前線のプレスラインを2,3m程下げて、中盤をコンパクトにすることで、MFの消耗を防ぐとともに、ボール奪取確率を高めた。また、SBの攻撃参加を慎重にすることで、相手のカウンターに備え、高温・多湿状態での消耗を防止しようとした。しかし、後半は押し込まれ、決定的なピンチもあったが、ゴールには至らず。永田のジャンプの高さが印象的。
GK都築、DF暢久、闘莉王、阿部、永田、DH細貝、啓太、OMF高原(R)、直輝(C)、原口(L)、FWエジミウソン。Sub:山岸、濱田、堀之内、西澤、高橋、ポンテ〔故障明け〕、セルヒオ。〔梅崎、堤、達也、平川、三都主、坪井は回復中〕
左サイドから原口がファーの直輝へクロスを上げ、直輝がヘディングでセンター寄りの細貝へ落とし、細貝がダイレクトでゴール前へグラウンダーのパスを送り、ファーサイドに飛び込んだエジミウソンが脚を伸ばす(2)→右サイドへ出たエジミウソンがセンターへ横パスが通り、受けた高原がワントラップし、左足でグラウンダーのシュートをニアへ(42)→高橋投入〔永田〕(70)→ポンテ投入して2列目の右へ、原口がOUTで2列目左に高原(80)→直輝がOUTでポンテがセンターへ、2列目右に西澤(87)


07/04 ○ リーグ16節 モ山形 NDス 3:2  4位(-8)

 直輝の19歳の誕生日を勝利で飾るが、違和感が残る直輝は出場せず。相手に左サイドを徹底して突かれる展開。ボールポゼッションはするが、相手に疲労を誘うに至らず、後半も優位に立てない。高原の覚醒のお陰で勝利。そして、フィンケは山形のクラブを褒め称える。「それから、一つ私の個人的な印象ですけれど、この山形のスタジアムに来まして、本当に『シンパシー』を感じるクラブだと思いました。この山形のスタジアムの中での雰囲気、それから全体的なオーガニゼーション、そしてチームも一生懸命努力していますので、非常に私はシンパシーを感じるチームだと思います。ですので、このチームができる限りいい結果を残して、一部(J1)に残ることができることを、私は心から祈っています。そして私たちのチームから移籍しました赤星が、皆さんのチームの目標を達成するために優れた仕事をすることを、私は心から祈っています」地域密着を感じ取ったためなのか、自分が小さいクラブを率いていた郷愁か、観光地として知事まで出てきたことへの儀礼なのか、赤星が受け容れられやすくする配慮なのか、それとも、監督の意思を体する組織サッカーを認めてのことなのか。
GK都築、DF高橋、闘莉王、阿部、永田、DH細貝、啓太、OMFセルヒオ(R)、高原(C)、原口(L)、FWエジミウソン。Sub:山岸、濱田、堀之内、西澤、直輝〔違和感〕、ポンテ〔故障明け〕、林。〔暢久は出場停止。梅崎、堤、達也、平川、三都主、坪井は回復中〕
右サイドで相手センタリングを背中でブロックしたものの、ボールが右サイドのフリーの相手選手に渡り、ダイレクトでグラウンダーのクロスを入れられ、最終ラインを抜け出す形でダイレクトで合わされて失点(24)→セットプレーで闘莉王が倒されてPKを得て、エジミウソンが決める(44)→ポンテ投入〔原口がOUTで左へセルヒオが回り、高原が右サイドへ、センターへポンテ〕・西澤投入〔永田がOUTで、左へ高橋が回り、右SBに入る〕(HT)→相手PAアーク付近でDFを背中にパスを受けた高原が反転してPA内右側を縦へ突破してGK足元へシュート(47)→左サイドからクロスを入れられ、ファーで頭で折り返されたボールを頭で決められて失点(79)→枠外へ向かう闘莉王のミドルシュートを高原が頭でコースを変える(82)→堀之内を投入〔セルヒオ〕して4−3−2−1の3の真ん中へ据える(84)


07/11 ○ リーグ17節 サ広島 埼スタ 2:1  2位(-8)

 ナビスコで敗れたパスサッカーの先達をホームに迎えた試合で、コンビネーションサッカーの進化を見せることができるのかかが注目された試合。最初から高い最終ラインを維持し、相手ボールを相手陣内で奪取して、ボールポゼッションは高かった。しかし、相手の逆襲もたびたび浴びて、オフサイド13本を獲得。フィンケ曰く「最後に私たちが勝利という結果を収めることができましたが、このことに対して謝る必要はないと思ってます。しかし、実際には相手のチームの方が60分間に渡って優れたプレーを展開していたと思います。私たちは、最後の30分でまた試合に戻ってくることができて、逆転をすることができましたけれど、最初の60分間は相手の方が浦和レッズよりも優れていたのは事実だと思っています。」。2.5年間でパスサッカーを浸透させた相手監督曰く「1点取った後に、2点目、3点目、あるいはレフェリーがペナルティーエリアでうちの選手が倒れたときにPKを与えてくれれば、我々は4点は取れた前半だったのではないかと思います。」。結局、相手のシュート精度で救われた試合。前半は、両サイドバックともバックパスがほとんどで、前半終了時には一部サポがブーイング。もっとも、相手のシュート精度の一因は、レッズがポゼッション中の揺さぶりによって相手を疲れさせたという一面もありそう。
 試合の最大の成果は原口の覚醒。左サイドでたびたびドリブル突破を行い、相手を下げさせていた。フィンケの「一時的に彼は一つの『穴』にはまってしまった時期がありましたし、外からの大きな期待というものもあったと思います。しかし、ここ最近、まただんだんと彼のプレーはよくなってきています。」の評に同感。
 印象的だったのは、後半はゴールキックをロングフィードせず、最終ラインに渡すことが徹底されていたこと。

立ち上がりは4−2−2−2(GK都築、DF西澤、闘莉王、暢久、高橋、DH啓太、阿部、OMFポンテ、(R)原口(L)、FWエジミウソン、高原。Sub:山岸、濱田、堀之内、永田、三都主〔故障明け〕、セルヒオ。〔試合前の練習で違和感を感じた坪井が離脱してベンチ入りは6人。細貝は出場停止。梅崎、堤、達也、平川、直輝(原因不明の傷み)は回復中〕)→後半立ち上がりから4−1−3−2(DF暢久、闘莉王、阿部、高橋、DH啓太、OMFセルヒオ(R)、ポンテ(C)原口(L)、FWエジミウソン、高原。)

カウンターで右サイドを攻め込まれ、暢久が交わされて阿部が詰める前に中央裏へ出されたパスを走り込んだ相手FWに決められて失点(6)→セルヒオ〔西澤〕投入して4-1−3−2へ(HT)→相手の放り込みを阿部がヘディングで前へ送り、センターサークル付近で受けた高原が相手DF二人の間へパスを出し、走り込んだエジミウソンがGKとの1対1を決める(68)→コーナー付近の左サイドCKをポンテが蹴ったボールがファーで急激に落下してくるところをファーから走り込んだエジミウソンが倒れ込みながら側頭部でヘディング(84)→疲れの見えた高橋を下げて永田を投入(85)→堀之内投入〔ポンテ〕


07/15 ○ N杯準々1 清水エ 埼スタ 2:1  

 暑い夜、3連休直前、夏休み直前、不況などが絡んでさいたまスタジアム2002史上最低の観客数。しかし、勝った。フィンケ曰く「前半に関しては、私たち浦和レッズの方がとても優れた試合を展開したと思います。後半は両チームによる、とても密度の高いゲームを見ることができました。ですので、このようにレベルの高い試合を見ることができましたし、セカンドレグである次の試合を非常に楽しみにしています。」
GK都築、DF暢久、闘莉王、阿部、高橋、DH細貝、濱田、OMFセルヒオ、原口、FWエジミウソン、高原。Sub:山岸、堀之内、西澤、永田、三都主、、ポンテ。〔梅崎、堤、達也、平川、直輝、坪井、啓太は回復中〕
相手PA内で原口が倒されて闘莉王がPKを蹴った。(24)→ゴール前の競り合いでこぼれたボールを走り込まれた相手に決められてしまい失点(48)→堀之内投入〔濱田〕(54)→闘莉王が放ったミドルシュートの跳ね返りをエジミウソンがヘッドで決める(60)→ポンテ投入〔セルヒオ〕(66)


07/18 × リーグ18節 大分ト 九石ド 0:1  2位(-9)

 4年前に、監督が替わったばかりの連敗中の相手に負けたが、その相手が14連敗中で監督交代した直後の試合で敗れた。
GK山岸、DF暢久、闘莉王、阿部、高橋、DH啓太、細貝、OMFポンテ、原口、FWエジミウソン、高原。Sub:都築、堀之内、濱田、西澤、永田、三都主、セルヒオ。〔梅崎、堤、達也、平川、直輝、坪井は回復中〕
闘莉王負傷交代〔CBに暢久、右SBに高橋、左SBに三都主in〕→セルヒオ投入〔啓太〕(73)→右CKをダイレクトにヘッドで合わされて失点(82)→西澤投入〔高橋〕(84)


07/25 × リーグ19節 名古屋 埼スタ 0:3  3位(-10)

 相手は長身FWが入って2戦目。見事に機能して順当な勝利。当方はミスパス多し。体の切れ、持久力などフィジカルコンディションが相手に劣っていた。走力を要するコンビネーションサッカーは、暑い時期の日本では苦労が多いことを如実に示した一戦。来年の夏は、今年の教訓を活かしてほしい。答はターン・オーバー制しかないとは思う。DFに補強又は成長があり、達也と梅崎が戻ってくれば十分に可能なメンツだし、W杯イヤーにACLを闘うのであれば必要不可欠とも言える。
 印象的なシーン1:試合後、普段は入退場口で待っていて審判団に握手した後、ピッチを去る監督が、選手が場内を挨拶して回っている間、ベンチで待ち続け、メインスタンドへの挨拶を終えた選手達とともにピッチを去ったこと。
 印象的なシーン2:3失点目の際に、得点した相手長身FWとぶつかった坪井が倒れ、山岸に攣った足士を伸ばしてもらっていた。彼等は、ポンテが足を引きづりながらプレーしていたことに気が付いておらず、坪井が故障明けということもあって、当然、坪井が交代と思っていたのに、ポンテが交代となって、いったん怒りを示していた。その意味で積極的な交代策が裏目に出た試合。
 印象的なシーン3:コイントスに勝った啓太が迷わず、コートチェンジ(前半に北向きの攻撃)を要求していたこと。
GK山岸、DF暢久、坪井、阿部、高橋、DH啓太、細貝、OMF高原(R)、ポンテ(C)、原口(L)、FWエジミウソン。Sub:都築、堀之内、永田、西澤、直輝、三都主、セルヒオ。〔梅崎、堤、達也、平川、闘莉王は回復中〕
失点(14)→直輝投入〔峻希を下げて左SBに細貝、その後に入る〕(33)→失点(61)→セルヒオ投入〔高原〕(68)→右サイドに侵入されてクロスを上げられて失点(71)→ポンテ負傷交代〔その後に直輝、その後に暢久、その後に西澤〕(73)


07/29 × N杯準々2 清水エ アウス 0:3 →H&Aトータル2:4で敗退  

 パスミスが散見される試合。ゴール前を工夫しようとする努力はするが、実るまでには成熟していない段階。成熟させるためには過密日程を避けることができる敗退は、かえって良かったと後で思えるようになればいいのだが。
GK山岸、DF暢久、坪井、阿部、永田、DH啓太、細貝、OMF高原(R)、直輝(C)、原口(L)、FWエジミウソン。Sub:都築、堀之内、近藤、西澤、三都主、ポンテ、セルヒオ。〔梅崎、堤、達也、平川、闘莉王は回復中〕
右からのクロスをファーでクリアしたボールがセンターにいた阿部に当たってゴールインし失点(0)→失点(44)→ポンテ〔啓太。直輝がその後へ〕・三都主〔永田〕投入(HT)→左サイドのFKをファーで頭で戻されてゴール前で脚で合わされて失点(62)→西澤投入〔暢久〕(73)


08/02 × リーグ20節 清水エ 埼スタ 0:1  4位(-10)

 攻めるパターンが増えてきたという意味で希望が持てる試合。
 試合後に選手が場内を回る際に、移籍が決まった三都主がユニフォーム姿で回っていた。
GK都築、DF暢久、坪井、阿部、平川、DH啓太、細貝、OMF高原(R)、直輝(C)、原口(L)、FWエジミウソン。Sub:山岸、堀之内、高橋、西澤、三都主、ポンテ、セルヒオ。〔梅崎、堤、達也、闘莉王は回復中〕
失点(70)→セルヒオ、ポンテ投入〔平川outの後に細貝、その後に直輝、その後に高原、その後にセルヒオ。啓太outの後にポンテ〕(74)→西澤投入〔暢久〕(84)


08/15 × リーグ21節 ガ大阪 万博競 0:1  4位(-13)

 攻撃サッカーにこだわるチームを相手にロスタイムに失点して公式戦5連続完封負け。直輝がフィンケサッカーの心臓であることを再確認させた試合。
GK都築、DF暢久、坪井、阿部、平川、DH啓太、細貝、OMF高原(R)、直輝(C)、原口(L)、FWエジミウソン。Sub:山岸、闘莉王〔故障明け〕、堀之内、西澤、梅崎〔故障明け〕、ポンテ、セルヒオ。〔堤、達也は回復中〕
直輝がスライディングの際に足首を痛めて交代〔ポンテ〕(28)→闘莉王投入〔高原〕(62)→梅崎投入〔原口〕(83)→相手陣内右サイドの相手スローインからの速攻で、一度はシュートを掻き出すも再度のシュートで失点(89)。


08/19 × リーグ22節 柏レイ 埼スタ 1:4  7位(-13)

 久し振りに得点するも公式戦6連敗。
GK都築、DF暢久、闘莉王、阿部、平川、DH堀之内、細貝、OMF高原(R)、ポンテ(C)、原口(L)、FWエジミウソン。Sub:山岸、近藤、濱田、永田、西澤、梅崎、セルヒオ。〔坪井、啓太は出場停止。堤、達也、直輝は回復中〕
失点(23)→失点(26)→CKで闘莉王(38)→梅崎投入〔暢久を下げて平川を右に移した後に細貝。ポンテを下がり目として梅崎を右サイドハーフに〕(HT)→セルヒオ投入〔平川を下げて梅崎を右SBにし、その後に〕(73)→失点(74)→失点(85)


08/22 × リーグ23節 サ広島 広島ビ 1:2  7位(-13)

 スタイルの確立を目指しつつ、公式戦7連敗。
GK都築、DF暢久、阿部、坪井、平川、DH啓太、細貝、OMFセルヒオ(R)、ポンテ(C)、原口(L)、FWエジミウソン。Sub:山岸、闘莉王、堀之内、濱田、西澤、梅崎、高原。〔堤、達也、直輝は回復中〕
失点(26)→失点(42)→闘莉王投入〔平川を下げて細貝を左SBとしてDH〕・高原投入〔ポンテ〕(HT)→セルヒオの右FKをファーの闘莉王が下がりながらヘディングで決める(68)→西澤投入〔暢久〕(77)


08/29 × リーグ24節 ヴ神戸 ホムス 2:3  9位(-16)

公式戦8連敗だが、ゴール前密集での得点あり。進歩を見せる。
GK都築、DF暢久、阿部、坪井、平川、DH啓太、細貝、OMFセルヒオ(R)、高原(C)、原口(L)、FWエジミウソン。Sub:山岸、堀之内、高橋、宇賀神(強化指定選手にした直後)、西澤、梅崎、ファイサル(7月から練習生で契約直後)。〔闘莉王、ポンテは出場停止。堤、達也、直輝は回復中〕
失点(0)→失点(29)→PA内でのパス交換からセルヒオが決める(41)→セルヒオ負傷交代〔梅崎〕(50)→左サイドで平川とのパス交換から梅崎がセンタリングして高原がヘディングで決める→失点(61)→峻希投入〔暢久〕(70)→堀之内投入〔啓太〕(77)


09/13 ○ リーグ25節 モ山形 埼スタ 4:1  7位(-13or-14or-16)

 公式戦8連敗の後の勝利。ダイレクトパスが三つ繋がる場面もあった。
GK都築、DF暢久、坪井、闘莉王、細貝、DH啓太、阿部、OMFセルヒオ(R)、ポンテ(C)、原口(L)、FWエジミウソン。Sub:山岸、堀之内、近藤、高橋、平川、梅崎、達也(復帰直後)。〔堤、直輝、高原は回復中〕
左からのクロスがこぼれたところを拾ったセルヒオが中央へドリブルして左足で滑りながらシュート(4)→原口がPA内に切り込み、相手DF二人に挟まれて倒れたところにはせ参じたエジミウソンが倒されて得たPKをポンテが決める(21)→右サイドからグラウンダーのセンタリングを決められて失点(25)→セルヒオが負傷交代〔梅崎〕(33)→右サイドから攻め込み、中央のエジが左へはたいたところへ走り込んだ細貝がドリブルで突進してGKとの1対1をネット上部にあてるシュート(75)→堀之内投入〔ポンテ。4−3−2−1へ〕(77)→達也投入〔原口〕(85)→右サイドからのロングFKをファーの闘莉王が胸トラップからシュートしたボールをクリアしようとした相手がオウン・ゴール(86)


09/19 ○ リーグ26節 川崎フ 等々力 2:0  7位(-10or-11or-13)

 4冠を狙っているチーム相手に完勝。
GK山岸、DF暢久、坪井、闘莉王、細貝、DH啓太、阿部、OMF梅崎(R)、ポンテ(C)、原口(L)、FWエジミウソン。Sub:都築、堀之内、高橋、平川、直輝(復帰直後)、達也、高原。〔堤、セルヒオは回復中〕
左からのFKでポンテが蹴ったボールが、闘莉王がジャンプして相手GKのブラインドになってファーサイド隅に入り込む(67)→原口に替えて堀之内を入れて4-3-2-1とする(77)→中盤で奪ったボールを梅崎が左サイド奥まで侵入し、ポンテに戻して右サイドに進出した啓太に回し、オーバーラップした暢久がゴールライン際まで侵入してエジミウソンにマイナスのクロス、エジミウソンがフリーの啓太に戻して、啓太がシュート(80)→達也投入〔梅崎〕(81)→高原投入〔エジミウソン〕(85)


09/27 × リーグ27節 横浜マ 埼スタ 1:2  9位(-10or-11or-13)

 ハイ・プレスのチーム相手には弱かったが、少しは改善されている。  試合勘が戻っていないせいか、密集でプレイするせいか、交代出場の直輝にパスミスが目立った。

相手CKで失点(3)→暢久が右サイドを駆け上がり、センタリングしたボールをエジミウソンがヘディングでたたき込む(15)→自陣で相手ボールを奪うが奪い返されて失点(44)→達也〔梅崎〕・直輝〔啓太〕投入(64)→高原投入〔ポンテ〕(73)→闘莉王と阿部のポジションチェンジ(75)


10/03 ○ リーグ28節 ジ千葉 埼スタ 3:1  8位(-7or-8or-10)

 前半は前節と同様にハイプレスの相手に押し込まれる。後半に入り、相手の運動量が落ちたためか、達也が入ったためか、ボールポゼッションを確保できた。
GK山岸、DF高橋、坪井、闘莉王、細貝、DH啓太、阿部、OMF梅崎(R)、ポンテ(C)、原口(L)、FWエジミウソン。Sub:加藤、堀之内、宇賀神、平川、直輝、達也、高原。〔暢久は警告累積で出場停止。堤、セルヒオ、都築は回復中〕
左サイドからクロスを入れられ、落とされて走り込んできた相手二人の2列目をカバーしきれず失点(7)→PAちょい外、右よりの位置から阿部がFKを右隅に決める(10)→達也投入〔梅崎。ポンテを右サイドにしてトップ下に入る。〕(HT)→高原投入〔啓太。阿部の1ボランチにして2トップ〕(76)→右サイドからポンテがロングFKをファーへ送り、闘莉王が落としてエジミウソンが左足ボレーで決める(78)→堀之内を投入〔原口〕して4−4−2とする(81)→闘莉王が戻ってきたボールを最終ラインからダイレクトで左奥へ送り、相手と競りながら高原が確保してPA内の達也へつなぎ、達也がPAアーク付近のエジミウソンへ送り、エジミウソンが相手と接触しながらさらに右へ回して走り込んだ高橋がダイレクトでシュート(85)→闘莉王が傷んで阿部とポジションチェンジ


10/11 × 天杯2回戦 松本山雅FC アルウィン 0:2 →初戦敗退 

 Jを目指しているチームとはいえ、地域リーグのチーム相手に敗退。
GK山岸、DF平川、坪井、暢久、細貝、DH啓太、直輝、OMF達也(R)、ポンテ(C)、原口(L)、FWエジミウソン。Sub:加藤、堀之内、近藤、濱田、永田、梅崎、ファイサル。〔闘莉王、阿部は代表招集中。堤、セルヒオ、都築、高橋、高原は回復中。宇賀神は所属大学チームで天皇杯〕
相手陣内左サイドでクリア気味に最終ラインの裏に蹴り出され、追い付かれてダイレクトのロブシュートで失点(17)→堀之内投入〔平川〕(HT)→梅崎投入〔達也〕(61)→右サイトで原口が突破されてクロスを入れられ、いったんはクリアするがこぼれたところをダイレクト手シュートを打たれた失点(72)→近藤投入〔原口〕(75)


10/17 ○ リーグ29節 ア新潟 東北電 1:0  8位(-6)

 相手のミスを突いて得た得点で辛勝。ポンテがほぼ復活。直輝はまだパスミス有り。
GK山岸、DF堀之内、坪井、闘莉王、細貝、DH啓太、阿部、OMF達也(R)、ポンテ(C)、原口(L)、FWエジミウソン。Sub:大谷、濱田、平川(故障明け)、宇賀神、直輝、梅崎、高原。〔暢久は警告累積で出場停止。堤、セルヒオ、都築、高橋、加藤は回復中〕
エジミウソンが相手最終ラインのバックパスを拾って、GKを交わしながらのシュート(0)→啓太が負傷交代〔直輝〕(28)→堀之内が足を攣って交代〔平川〕(79)→高原投入〔達也〕(84)


10/25 × リーグ30節 大宮ア 埼スタ 0:3  8位(-9)

 逆襲の鋭いチーム相手の弱さを露呈。直輝は相当改善されたがパスミス有り。
GK山岸、DF暢久、坪井、闘莉王、細貝、DH直輝、阿部、OMFポンテ、原口、FW高原、達也。Sub:大谷、堀之内、宇賀神、平川、高橋、梅崎、セルヒオ。〔エジミウソンは警告累積で出場停止。堤、都築、啓太、加藤は回復中〕
逆襲から1対1を決められて失点(16)→ポンテが2枚目のイエローで退場し10人になる(40)→逆襲されて失点(55)→セルヒオ〔達也〕・梅崎〔原口〕投入(57)→堀之内投入〔直輝〕(68)→逆襲から崩されて失点(89)


11/08 ○ リーグ31節 F東京 味スタ 1:0   8位(-9)

 カップ戦決勝から中4日のチーム相手に、対象者を出しながら山岸のスーパーセーブ連発のお陰で勝利。得点はコンビーネーションサッカーの一端を示したものだが、散発的。
GK山岸、DF高橋、坪井、闘莉王、細貝、CMF啓太、阿部、SH梅崎(R)、原口(L)、FWエジミウソン、達也。Sub:都築〔回復直後〕、濱田、暢久、平川、セルヒオ、ファイサル、高原。〔ポンテは出場停止。堤、堀之内、直輝は回復中〕
攻撃していて相手ボールになり、相手が最後尾から最前線へ出したロングボールを相手FWが胸で落としたボールを高橋が拾い、原口とのワンツーで裏へ抜け出し、センタリングされたボールをエジミウソンがワントラップしてボレーで決める(49)→相手の逆襲を防ごうとした原口が2枚目のイエローで退場になり、達也を右のサイドハーフにしてフラットな4−4−1にする(53)→暢久投入〔達也〕(66)→高原投入〔エジミウソン〕(81)→足が攣った梅崎を下げて左サイドハーフに平川を置く(88)


11/21 ○ リーグ32節 ジ磐田 埼スタ 3:2  4位(-8)

 ラストワンプレーでの決勝点という劇的な形での勝利。パスをつなぐ意識が前面に出た前半は素晴らしかった。これが90分続けば、遅攻での得点も生まれるはず。エジミウソンのハットトリックで試合後に「エージー」礼拝の儀式。  試合前の挨拶で、一番端に立っている闘莉王がメインスタンド、ゴール裏、バックスタンドのそれぞれへ丁寧にお辞儀をしていたのが印象的だった。
GK山岸、DF平川、坪井、闘莉王、細貝、CMF啓太、阿部、SH達也(R)、ポンテ、高原(L)、FWエジミウソン。Sub:都築、濱田、近藤、暢久、西澤、林、セルヒオ。〔原口は出場停止。梅崎、堤、堀之内、直輝、高橋は回復中〕
スペースでボールを受けた高原が左サイドをドリブルで駆け上がりセンタリング、エジミウソンがバックステップしながらヘディング(21)→跳ね返した後、右サイドへクロスを放り込まれグラウンダーのセンタリングを合わされて失点(55)→相手CKをフリーでヘディングシュートされたボールがゴール前の選手に当たって跳ね返ったところをダイレクトシュートされて失点(59)→暢久投入〔細貝。←平川←暢久〕(66)→啓太負傷でセルヒオ投入〔啓太←ポンテ←セルヒオ〕(72)→ワンツーでセルヒオが突破してグラウンダーのセンタリングをし、闘莉王が合わせたボールがポストに当たって跳ね返ったところをエジミウソンがダイレクトシュート(82)→ポンテが蹴ったシュートが跳ね返されたところをエジミウソンがダイレクトで左サイドネットに突き刺す(89)


11/28 × リーグ33節 京都サ 西京極 0:1  6位(-11)

 ACL出場の可能性がある4位から後退した一戦。勝利していれば3位の可能性もあった敗戦。シュートチャンスは演出するがフィニッシュの精度に難あり。運がなかったとも言える。
GK山岸、DF平川、坪井、闘莉王、細貝、CMF啓太、阿部、SH達也(R)、ポンテ、高原(L)、FWエジミウソン。Sub:都築、濱田、暢久、直輝〔回復直後〕、林、原口、セルヒオ。〔梅崎、堤、堀之内、高橋は回復中〕
直輝投入〔啓太〕して阿部がアンカーの4-1-4-1(66)→左側からのクロスをゴール前右サイドでヘディングされて失点(71)→原口・セルヒオ投入〔高原・ポンテ〕(78)


12/05 × リーグ34節 鹿島ア 埼スタ 0:1  6位(-14)

 相手は勝てば優勝という試合。  互角の試合内容で1年間の向上を示した試合。ただ、相手に速攻に1日の長があった。
GK山岸、DF暢久、坪井、闘莉王、平川細貝、CMF啓太、阿部、SH達也(R)、直輝(C)、原口(L)、FWエジミウソン。Sub:都築、濱田、高橋、細貝、ポンテ、セルヒオ、高原。〔梅崎、堤、堀之内は回復中〕
失点(66)→ポンテ投入〔直輝〕(67)→高原投入〔原口〕(70)→セルヒオ投入〔達也〕(75)


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