2004シーズン 天皇杯 準々決勝 FC東京


 負傷と休養のために帰国したエメと闘莉王を欠く試合。試合前は「アルパイをセンターにして、ネネ、坪井の3バックで行くのか、場合によっては、アルパイと坪井のCB、平川とネネのSBもありかも。というか、平川の右サイドを見たい。4バックの前に啓太のワンボランチ、その前に、左から達也、長谷部、暢久、永井、ワントップに横山、というのが希望。」と思っていた。ギドの答は、試合勘が戻っていないはずの坪井を使わずにベンチに置き、堀之内を先発させること、4−2−3−1の相手の唯一の攻め口である左サイドをケアするために足の速い平川とネネを左サイドに置き、サイドからの正確なクロスを期待してアルパイを右サイドに置く4バックを選択すること、相手の前線4人を5人でケアするために4バックの前にワンボランチで啓太を置くこと、つまり、4−1−3−2。一応、各人の特徴が生きた構成だったと思う。ただ、故障を押して出場したアルパイのアーリークロスは正確性を欠いていた。これなら、左サイドをネネ、アルパイと堀之内をCBとした方が結果的には良かったのではないかと思う。

 2得点とも、右サイドからの崩し。ダイレクトに繋ぐ場面が多いおしゃれなサッカーに成長してきた。

 啓太のロングパスは冴えていた。どうしてあれでシュートは枠に行かないのだろう。
 アルパイはやはりすごい。FKを見てみたい。
 三都主のコーナーキックの精度が上がってきた。あと少しだ。
 長谷部の運動量がかなり上がってきたし、ダイレクトにはたくことも多かった。

(2004/12/19記)


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