2004シーズン  2ndステージ 第8節 ジェフ市原


 試合前は、「走るオシムサッカーに負けぬ運動量と勝る技術を発揮すれば勝てる試合。山瀬と暢久の運動量の差を埋めるためにFWが疲弊した前節を踏まえて、どういう布陣で臨むのか。国立に何人来るのか」を考えていた。  運動量と技術を発揮して勝利した。布陣は前節と同じだが、アルパイの復帰で引き締まった。先制点もアルパイの正確なアーリークロスから。  国立は3万4千人入ったが、レッズ系が2万を超えていたことは確実。

 内容的には完勝だが、相手の外国人FW二人が故障で不在だったことも大きい。シュートを枠内に飛ばせない控え選手との差は大きい。

 印象に残ったこと。試合前、DFとGKの4人は握手した後抱き合う儀式(「ハグ」と言うらしい〔4日追記〕)を行っていた。相手CKで酒井を下げたギドはCKに気を取られて横を通り過ぎる酒井におざなりに手を出すだけ。あとでゲームが一段落しているときに、ベンチに座っていた酒井に歩み寄って言葉を掛け、握手をしていた。

 闘莉王のフィードの精度が落ちたと思っていたら、エメの得点に繋がった正確なフィードを披露。それでもアルパイの方がフィードは正確。
 そのアルパイは、点差が開くとCKで上がらなくなり、センターサークル付近で相手FWをマークしていた。やはり一対一はアルパイが一番とギドは思っているのか。

 2点ほどは相手のミスと偶然に助けられている。実質は4対2の試合。

 確かに強くなった。セカンドシリーズは制覇したのも同然。

(2004/10/2記)


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