2004シーズン  1stステージ 第15節 FC東京


 エメ抜きのメンバーと前節の敗戦後のギドのコメントからどういうメンバーで先発するのか興味深々だったが、なんと、山瀬と長谷部をCMFにするという結論。ちょっと仰天。守備意識が高いとはいえない長谷部をあのポジションで使うときは、相方は労を厭わない酒井か啓太と決めて掛かっていた。しかし、考えてみれば、山瀬も彼等に劣らず労を厭わないし、彼等より展開力はある。後ろから走り込んだときの確実なプレーという面からも、この二人のCMFが最善かも、という気がしてきた。

 ギドのコメントのもう一つのポイントは、FC東京の4−2−3−1を考慮した布陣をする、ということだった。その答えは3トップ。というよりは、攻撃時は、5のうちの2か3が攻め上がる5−2−3と言えるような布陣。とにかく、サイドの突破を許さないという意識は徹底していたと思う。また、攻撃時は、相手の両SBの背後を衝こうという意識は、特に右サイドで高かったと思う。左サイドはまだ熟成していない。三都主と平川の意識がちぐはぐという感じ。

 北海道合宿では、何を試みるのか。再びエンゲルスの1−2−1−2−1−2−1を試みるのか、それとも4バックを改めて練習するのか。攻撃で梅田を使う目処は立たないのか。平川の右サイドはもう見ることができないのか。
 そういう思いを抱かせる試合だった。

(2004/6/29記)


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