2004シーズン 1stステージ 第7節 サンフレッチェ広島(TV)


 ギドが元選手から監督になりつつある。闘志を表現することがプラスの結果を生むと信じている人は、監督としても、そういう目で選手を評価すべきだろうし、そのことを選手に明確に伝える必要がある。しかし、まだ、指導者としてのスタイルを未だ確立できていないギドは穏やかな紳士のまま監督業を行っていた。それは、大原の風景からも察せられた。そのギドが初めて自分のスタイルを表現し始めた。それが、自ら指名したキャプテン暢久をスタメンだけでなく、ベンチからも外したこと。この決断が裏目に出るようだとギドの監督生活はかなり苦しいものになる。

 試合結果は、広島のシュート力の無さに助けられたの一言。前半は、広島が圧倒的に優勢。レッズはなすすべも無い。
 後半になって相手に前半の疲れが出てきて、レッズが優勢になる。しかし、試合を通してのゴールチャンスという点では、相手のほうが上回っていた。ただ、試合によって着実に進化していた感あり。次節が楽しみ。
 試合後は、「ゴールで熱くさせてくれ」コールが続く。同感。

 平川は右サイドが似合う。生き生きしていた。ゴールライン間際からの折り返しもあり。これで、場所を確保したと見てよいだろう。
 28日に代表の試合をチェコで行った坪井と三都主はさすがに疲れており、気力だけで戦っていた感じ。坪井は最終ラインで2度ほど遅いパスを出し相手にカットされた。安全志向が危険を呼んでいる状態。もっと自分に自信を持つように意識付けすべきだろう。

(2004/5/4記)


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