2004シーズン 1stステージ 第2節 セレッソ大阪


 観客は4万3千人。しかし、今日のような試合をしていれば、観客はこれから伸びていくだろう。社長の賭けは当たったといえる。

 冒頭のレッズは体が重い感じ。昨日、オシム崇拝者に付き合って市原の走る試合(マリノスの岡田監督をして0対3は妥当な結果と言わしめ、オシム監督をして私がジェフに来て一番いい試合だと言わしめた試合)をテレビ観戦したせいか、DF陣を除いて出足が今一つのように感じる。攻撃陣の出足は相手のほうが上。ただ、プレッシャーは与え続けた。失点は、CKからの混戦。相手に身長のある選手が多く、セットプレーは脅威だった。改めてゼリッチ解雇が惜しまれる。彼ならボランチとして使えたはず。

 試合自体はエメの個人技が、西沢のそれを上回ったということか。相手のディフェンス陣の連携が熟成される前に試合があったのも大きいかもしれない。

 山田が念願のトップ下に入った。長谷部に交替した啓太が入って、3−4−3になるかと思ったら、啓太が右SHに入り、トップ下に暢久が入ったように見えた。ま、そうでなくても、今のやり方は、平川も暢久も中央に入ってくる。長谷部の動き方が難しそうだ。

 終了間際に大久保が倒れていたのを、先輩の都築が抱き起こして、言い聞かせるのが印象的だった。埼玉テレビではしっかりと映されていた。

 長谷部の得点のときに、達也が両手で机をたたいて喜んでいる姿が場内スクリーンに映った。たしかに、美しい得点だった。

 前半、コーナーキックで余所見をしていて、ショートコーナー風なトリックプレーを台無しにした暢久。あとで内舘に何か言われていたが、サブキャプテン?に叱られたキャプテンの図かな。

(2004/3/21記)


 3:2になっても時間稼ぎをせずに攻め続けたということに、ケレン味無くが出た試合と評することができるかもしれない。
 ボールポゼッションして、後ろでボール回しをしている間に相手の前線と中盤を走らせて疲れさせ、後半は早い攻めで相手の中盤が戻らないうちにサイドへ開いて相手の最終ラインを間延びさせ、中央にグラウンダーで戻してシュート、という攻めが効果的だった試合、とまとめることができる。
(2004/4/10記)


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