2005シーズン 第7節 セレッソ大阪
試合前は「順当に勝てるはず。」と思い込んでいた。相手の選手紹介時にブーイングがあったのは森嶋と西澤くらい。しかし、試合を開始してみればプレスの速さ、果敢な飛び出しによるパスカット、攻撃時のパススピードと連動性、すべての点で相手が勝っている。16年8月3日の試合を観ているようだが、あの試合ではレッズの選手は戦っている気がした。しかし、この試合の前半は、まるで力の差がないのに余裕を持ってやろうとしている感じ。端的には、私と同様、相手をなめていたとしか思えない。久しぶりに駄目なレッズを観た。
ギドの試合後のコメントは、
今日の試合だが、前半は本当にがっかりした。サッカーをやっていなかったとしか言うしかできない。動きが無く、セカンドボールも取りに行こうとしない、1対1の対人プレーも受身すぎた。何でこんな事が起こったのか説明できない。いろいろな人が今日は動きが無かったとか、全然ボールが前につながっていなかったのではないかと、言うと思うが、全部当たっていると思う。まったくそのとおり。
攻守の切り替え、対人プレーに対する強さも無かった。パスの正確さも欠いていた。そういったことが何一つうまくいかなかった。前半に2点入れられ、折り返した事は、正当な結果だと思う。
相手のボランチの飛び出しがケアできておらず、2失点目はそれに起因した。早速ギドは、暢久に呼びつけて指示し、暢久をトップ下に回し、永井を右サイドとする。これで、なんとか、相手の攻撃を封じ込めることができた。
後半は、選手が走るようになり、なんとか互角の戦いに持ち込んだ。ギドが交語っているとおり。
後半に入って、選手も前半のままではだめだ、取り返そう、という気持ちや、得点しようという努力は見られた。特に選手交代は妥当なところで横山に関しては当たった。交代の直前に、平川がゴールライン際からの左足クロスに失敗し、場内からため息。私の周囲からは「今日は駄目だな。また失敗したよ。交代だな」の声。平川の運動量が好きな立場からは「えー」と思ったが、直ちに交代になった。替って入った横山は頑張っていたと思う。特に暢久が交代してからの運動量は光っていたと思う。
試合後のギドの発言に次の下りがある。
次の試合では、なんらかのリアクションが必要になってくると思う。今の状態だと、中位をなんとか維持する、もしくは目指すという状態になってしまうことになりかねない。どういう意味なんだろう。「リアクション」というのは「今回の試合を踏まえた措置」という意味だとは思う。おそらくは先発メンバーの見直しだろう。私としては、相手ボールのときはジョギングしかしない選手は先発から外してほしいのだが。